メッセージボード

このページは愛川町議会議員玉利まさるのホームページです。
現在、最新(2015年7月から)の更新はこちらで行っております。
2015年6月までの記事は玉利まさる@愛川町の内視鏡(旧ページ)に残しますので、どちらもよろしくおねがいします。
                   編集子 K



2016年3月18日金曜日

2月8日~21日



●2月8~14 ~ひたすらウツ?~

 歳とともに苛つかなくなり、ふだんはご機嫌です。が、このところなんかウツです。無気力。この原稿も2週間ぶり。何でしょう。

 もともとチョー寒がり。そのせいか、この頃、天候不順だし。いや議会が近いからかも。人口減を研究しても、提案できない。チェックできない。たぶん議員も町民も関心ないのないない尽くしだし。

 待てよ、いまは受験シーズン。昔はこの時期、焦って苛立っていた。でも、いま教えている中3生、頑張っているわけだし、あまり心配はいらない。だとすると、読んでいる推理小説が悪かったのか、なにかページ稼ぎみたいな不要な脱線が多かったし、肝心の犯罪心理の背景とか心理分析が抜けている。たぶんぼく的に不完全燃焼でありました。えっ、タイトルは何? まあ、営業妨害なのでそれはパスだけど、文春ミステリーベスト10かつ本屋大賞ランクインの話題作です。

 そう機嫌悪いといえば、今週のニュースも楽しくない。北がミサイルの準備したり、その批判にブチ切れミサイル飛ばしたり、またその批判にブチ切れ、拉致調査の打ち切りだとか。なんですか。もともと北など国家ではないし、調査などしてない。騒ぐから図に乗るガキの国でしょう。報道すべきは、どうすればガキ大将を潰せるか。あるいはクーデターを引き起こせるか。その一点で十分です。

 そしてニュースといえば、マイナス金利とそれに関わる東証15000円われもいただけない。消費低迷の原因は大企業経営者のインモラルのその一言です。利益至上主義、非正規や下請けへのしわ寄せ、社内留保主義。こんなんで誰が安心して消費できるか。経営者の勲章はいかに労働者を大切にしたか、です。メディアにその視点がない。

 ああ、もっとウツになりそう。

 そうそう、ニュースといえば、開成町の子供ジャズが、スチューデント・ジャズ・フェスの東日本大会で優勝。これはおめでとうです。実はこのジャズ、ぼくも3回、開成町へ聴きに行って思うのは、えっ、子供がこんなにもジャズを楽しむんだ、ということ。それが伝わり、ぼくも楽しくなります。うーん、指導者がスゴい。そして、昨年は町制60周年の若者の音楽祭にこのジャズを招くべく、町へ働きかけたりしたけんど、結果は無視されて残念……。

 あれ、結局はやな話。どうもこの一週間はウツでした。



●2月15~21 ~抑止力への勘違い~

 今週は少し立ち直り、外出3回、メインは「がんばろう日本国民会議」の勉強会でテーマが「抑止力」なので、市ヶ谷へ行く。

 さて、抑止力といえばだれでも思い浮かべるのが例の安保法案。ご存知、この法案の賛成者の多くは、「日本の周辺がきな臭い折、、防衛は必要だし、法案は抑止力になります」で。そのとおり、防衛なくして安全保障なしですが、欠陥もあります。その防衛力が周辺を不安定にし、戦争を誘引するのも事実です。ちょうど中国や北が日本を刺激するみたいに。あと一つ、抑止力以前に法案は違憲です。

 では、法案反対者はどうでしょう。無防備な平和主義が戦争の抑止になりうるか。結論、ありえません。そんな歴史はありません。日本が平和なのは曲りなりに安保があるからで、平和憲法が抑止した証明はありません。彼らの説得力は「法案は立憲民主主義に反する」、この一点だけです。

 そんな折の勉強会です。勉強会の中身は、「防衛の必要性とその違憲性をどう調和させ、抑止力を機能させるか」でありました。

 その話を聞きながら思い出します。30年も前に似た話を中学生にしました。「人間の歴史は、宗教戦争、民族戦争、領土戦争、経済戦争……とにかく戦争の歴史です。きみたち、それを抑制するものは何ですか」「ハーイ」みんなが手を上げ即答しました。「そのための機関が国際連合です」 今ほど、国連の無力を誰も問題にしません。どうなっているのでしょう。七不思議の一つです。

 あと外出といえば、他町のサポセン(サポートセンター)の交流会と町内の雑誌の懇親会です。交流会といえば、町内でもありましたがパス。というかわが町のサポセンのボランティア交流会は、参加団体の紹介に時間が費やされ、なかなか団体同士の交流までは行きません。が、県内には団体間のコラボが盛んなところがあります。なぜ盛んなのかを見に行きました。まあ、当たり前ですが、進行が、まさにコラボへまっしぐらでありました。

 で、地元の雑誌、原稿を書く方の集まりです、こちらはやはり話をしたくて仕方ない年配者の集いです。ぼくは圧倒され、ひたすら拝聴した次第です。どこか傾聴ボランティアの気分でありました。

 それから、「今週のニュース」はパスし、「今週の読書」です。5冊読んだけど、イチオシは「産後クライシス」です。俗に、夫婦の愛は出産前後にさめて、2度と回復しない、と言われます。また離婚の7割が出産から子供が5.6際の頃と言われています。さらに折から国会議員の“イクメン詐欺”がありました。で、読むと、なぜ、いま若い人は晩婚、なぜ結婚しない、なぜ少子化。そうしたヒントが盛り沢山です。そして行政の少子化対策としての子育て支援にピント外れが多いのもわかります。ぜひ、ぜひ、とくに男性の一読を願います。ぼくなぞ、この年齢にして女を理解してなかったと痛感しきりです。



 もう一つは小保方さんの「あの日」です。例の万能細胞事件の真相は何かは別にして、科学の先端とそれが孕む問題が見えます。文科省の文系不要論のミスを実感する方もいるかも。専門用語が多いけど、挑戦の価値ありでした。