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このページは愛川町議会議員玉利まさるのホームページです。
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                   編集子 K



2022年7月9日土曜日

●安倍元首相死亡 ~そのまっとうな反応~

 ●安倍元首相死亡 ~そのまっとうな反応~

安倍元首相が選挙の応援演説中に銃弾に撃たれた。その反応は大きく二つ。一つは国民はもとより、与野党を問わず「民主主義への蛮行だから許されない」。『蛮行』とは、人間や動物どころか虫以下の行為ということだが、言われて当然です。そしていま一つの反応です。救命中ということで、こちらもほとんどの党が、その間選挙運動を控えた。その日本人的美学、ぼくは誇りに思う。ごく一部に「ここでチャンス」と熱弁をふるう不届きの党もあったけど、票を減らす、そう願う。

●世界地図  ~ほんとうは役にたつのか~

ウクライナ侵略後、地図を見る方が増えたが、それのどれくらい役立つことだろう。ご存知、世界地図の歴史は長くない。それは航海技術の発達と軌を一にする。どこかに新天地はないか、ほしい資源はないか、貿易をのばせないか、儲けられないか、やがて侵略できないか、植民地化できないか・・・。その起りはむろんイギリスを中心にスペイン、ポルトガルなどの西側で発達していく、否、大昔、地球は丸いし、自転していて西側はなかった。英、西、蘭などを中心に発達していて、イギリスを緯度0度として地図が生まれたので、それらの国が西側になり、いきおい、たとえばアジアが東側になったのだ。仮に日本で世界地図ができていたら日本が西側だ。ちなみに、ぼくたちはイギリス風メルカトル世界地図に慣れているけど、自国をど真ん中とする地図は少なくない。さて、そうした西側で生まれた地図。かつて自国の版図を拡げるべく生まれた地図。植民地化目的の地図を見て、ぼくたちはどう思ったか。おもしろくない。イギリス、スペインに追いつきたい。あるいはアジアを解放したい。それが、日露、日清、日中戦争か。その思いは先の敗戦まで続いた。

が、その流れに取り残された国もあった。経済的に貧国だったロシアや中国など。かれらは戦後に経済力をつけながら、地図を見て思う。たとえば「西側ばかりいい思いしやがって。オレにもいい思いをさせろ」と。それが冷戦構造の元かもしれないし、ウクライナ侵略かもしれない。あるいは中国の一路一帯か。だが、残念。ここ数十年で原点を国連の平和主義をとして、今までの世界地図は変わった。あるいは世界地図の見方が変わった。地球の温暖化、森林破壊、砂漠化などだけではない。食料不足、富の偏在、飢餓、汚染・・・。やれ冷戦だ、東西対立、南北問題などと言っていられない。地球規模で解決すべき課題の続出、それがSDGsだろうか。子どもの地理教育のために生まれたジグソーパズルで普及した世界地図は、グローバルという丸いものとして全体をとらえる見方にシフトした。ぼくたちは、そうした時代の新しい地図をどれほど開いているだろう。一度は目にしてほしい。そこには個々の国がかなりSDGsの観点で位置づけられている。ぼくなど、せいぜい町内の噂で世の中を知った気になっている自分が恥ずかしくなるのです。

●7月14日は13:00から春日台のタウンカフェで「よろず相談会」です。一人30分ほど、あなたの行政への疑問、不満や提案をお聞きし、解決のお手伝いをする会です。参加お待ちしています。担当・熊坂宗徳(090‐5785‐1199)まで、よろしくネ。