メッセージボード

このページは愛川町議会議員玉利まさるのホームページです。
現在、最新(2015年7月から)の更新はこちらで行っております。
2015年6月までの記事は玉利まさる@愛川町の内視鏡(旧ページ)に残しますので、どちらもよろしくおねがいします。
                   編集子 K



2022年11月21日月曜日

●12月議会  ~大問題を2つ質問~

 12月5日、午後ぼくの一般質問です。1項目はインクルーシブ教育。国連が国をあおり、文科省が導入を奨めています。フン、国連が推して上手くいった例は少ない。そこで、ぼくはその実態に迫ります。どうなるか。2項目は空き家対策。こちらも騒がれているけど、成果は少ない。だからやります。どうなるか。ぜひネットで傍聴よろしくネ。

●売れているぼくの本 ~えっ、何なの~

むかしぼくは『偏差値なんて気にしない』を書きました。その偏差値を気にし、一人の中学生が自殺して、業者テストが廃止されました。とんでもない話です。そこで、「正しい偏差値の本」を出したが、あまり売れない。結果は、子ども学力の大きな低下でした。それから30年。本はある評論家が再評価し、価格も30倍とか。何なの、いまさら、です。

●ザリガニの鳴くところ    ~すげぇ~

 もう一冊、動物学者の本の紹介です。アメリカのベストセラーと言えば、ラブストーリー、かもめのジョナサン、ゴッドファーザー、ルーツ、、、、それぞれに感動でしたが、こちらまさに文学の醍醐味。さすが1500万部も売れた訳がある。映画化されるが、まず読んでね。

●かくすればかく・・・

今、政治はひどすぎる。

①ウクライナ侵攻で中国は日本の隙を狙う。なのに、国は見せかけの防衛費増です。

②そのウクライナで、物価高騰・収入激減。その最たるシワ寄せが医療費増と年金目減りです。が、政府は財界や医師界にメスを入れず。

③目くらましてしたのが、旧統一教会問題です。しかし、寄付金の透明抜きでした。さて「かくすれば」の後半は「かくなる」と知りながら黙ってはいられない。で、言う。日本は国と民とのどっちがバカなのか。空しい?


●発達障碍「グレーゾーン」  ~納得~

タイトルに書いた題名の本が出た。帯に「障碍未満なのにこんなに生きづらいのはなぜ?」とあり、つい手にして、読んでしまった。ぼくは発達障碍と言われたこともあるし、生きづらさも感じていたからだ。で、読んで驚く。なるほど、なるほど、そしてなるほど。あれ、ぼくってグレーゾーンではなく、真正の発達障碍か、いや、待て、同僚のアイツにもコイツにも当てはまる。どうなっているんだ。という訳で親しい医師に話すと「そう思うのが正常、思わないのがグレーゾーン。そして自分は違うという人に障碍者がいたりして、ハハハ、むろんジョークです。」その彼に言わせると、政治家、弁護士、医師にグレーゾーンがかなりいるとか。自惚れで自分を生きづらくしてるとか。この際、みなさんもぜひ一読を!これは自分を知り、他人も知る本でありました。

●ねんりんピック  ~課題残し閉幕~

 ねんりんピックがあり、わが町は将棋大会でした。ぼくは「囲碁将棋の町づくり」を提案したともあり、将棋、囲碁、麻雀大会その他の会場を巡った。そのためか、新聞の報道の「4日間、61万人の大成功に閉幕」の記事に驚いた。会場の盛況はバラついた。原因は、主催は国と県、主幹・後援が種目の連合や連盟のせいだろうか。運営する自治体の老人介護課は競技をよく知らない。肝心の地元の連盟などはどこにいるか分からない。ということはどこに地元の選手がいるのかも不明。そんな具合だから、子どもや関心のある人に指導将棋もあったが、人集めもできていない。指導者の手持ち無沙汰もあったりして。送迎バスは良いとして、時間がタイトで、地元産品を買う時間がないなどなど。国や県の将棋連盟の協力はよいけど、もっと地元の愛好家の力をかりて、きめ細かなサービスを提供できなかったかと悔やまれた。


●議員研修 ~データが命か~

 11月に入り、幕張で研修です。テーマはいずれも町づくり。講師4人の中、3人が学者で、話は多量のデータの分析を使い進行。数字こそ真実で、根拠で、説得力という訳だ。しかし、使い方はマチマチ。仮に「人口と経済」で言うと、一人はその関係性の説明に、もう一人は人口減が経済活性のチャンスになる説明に、そしてあと一人は人口増が経済停滞の原因になる説明に使われた。その為か、想う、私たちは議会で提案するとき、データを使わない。時間がないは言い訳で学んでないし、分析できない。行政も似たもの、都合よく理解し、事業の根拠に使う。しかし、住民のほとんどは自治体のそんな状況を気にしない。私たちは、データに隠れた成功例も失敗例も気にしない。市や町や村よ、どこへ行く。

●学んで一文・笑顔十両  ~では?~

今回の講師の一人は"地方消滅”で有名な藻谷さん。10年以上も前に知り、勝手に僕は藻谷塾生です。藻谷式データ分析をまね、これまた勝手にコロナ分析に使い、ブログで対策を発表したりです。が、反応はイマイチ。なぜか。"人は学んでいないから”と思い込み、が、もう一人の学者でない講師は、その藻谷さんが里山資本主義で全国に広めた会社の社長さんです。ではなぜか藻谷さんは社長さんを紹介したのか。話はそれほどうまくない。だが、実績がすごい。彼の会社はたちまち急成長。大雇用を生んだり、町を金持ちにしたり、などなど。人口減も止めました。今回、改めて社長の話を訊き、ハッとした。ぼくの学んだ話など、住民にはどうでもよい。自分が儲かる訳ではない。彼は笑顔で儲け話をしたのです。ぼくみたいな知識の押し売りはゼロ。「だよね」とわが家の甘え上手の猫が言う。それよりおいしい餌をくれ。スリスリ千両。

2022年10月31日月曜日

●ブログ更新しました

 ●いまはもう秋 ~時には感動です~

この頃はいきなり秋みたい。でも、秋は秋、読書と視察のシーズン。時には感動に出会います。以下はその一端。

『家裁調査官・庵原かのん』乃南アサさんの感動の一冊です。内容はタイトルが示す通り。罪を犯した少年などを救うべく奮闘する調査官の話です。私たちは「犯罪者は罰しないといけない」と思う。その思い込みを砕かれる本です。民生委員、教育者はむろん、知らず子どもたちを追いやっている私たちにも必読書かもしれません。

『農協の闇』え、農業新聞編集長の窪田新之助さんの実録の書です。中身は、農民のJAへの信頼と無知に付け込み、いかに多くのJAが悪さをしているか。ご存知、農協は日本最大の組織です。農業の方は、ぜひ読んで。どうか財産を守ってください。そして、それがひいては日本の農業を守る、と僕は思う。

『世界のニュースを日本人は何も知らない』ツィッターの世界では知識人にもっとも人気な一人・谷本真由美さんの本です。口癖みたいに「日本のメディアは海外の大切は事は何も伝えない(多分知らない)」と言い続けているぼくのイチオシです。テーマが身近で分かりやすく面白いだけではない。この本を読むことが日本を分かることですから。

●行政視察したけど  ~役に立つかな~

中学校の統廃合、子育て支援施策、ワンストップ福祉総合相談窓口、給食費公会計化などについ、静岡や山梨の先進自治体を視察しました。当然、先進地なので得ることは多々、とくに9月議会では福祉相談窓口のワンストップ化も訴えていたことだし・・・・、が、問題は議会での訴えも、町が無関心なら意味がありません。議員は自己満足のために視察をしているのではないから。さて、どうすべきか。ぼくの悩みはいつもそこに帰す、う~ん。しかし、このブログが載っているころ、ぼくは研修で幕張で泊まり勉強会。もしかして、ぼくは頭がおかしいのかなとも思います。

●阿波踊り  ~うん、えらいやっちゃ~

その視察と研修会の間にふるさと祭で阿波踊りを観ました。例の踊るアホーに見るアホー同じアホなら踊らにゃソンソンです。眺めているだけで躰がムズムズ。誰が考えた踊りか。そして一つ気が付く。偏見かもしれないが、ホンモノのアホほど当然アホらしく、同じアホのぼくは共鳴し、ムズムズするのです。気が楽になり自分を解放できるのだ。思えばアホ踊り好きは、法然、親鸞、蓮如など、この世を地獄と見抜いた方たちにとどまらない。天照大神は、アホ踊りにむずむずし、岩の戸を開けてしまった、オチャラケは日本の文化です。どなたかが、阿波は泡で、踊ることでひと時、苦しみから解放されている人の姿だ、と言う。来年の祭りには町長も共鳴して下さい。

●日本の政治  ~いよいよ茶番です~

政治記事は旧統一教会で一色。野党が山際大臣を辞任させたら、メディアはホームラン騒ぎです。これこそアホか。得たのは、与党の時間稼ぎとガス抜き、野党の選挙目当ての票稼ぎ、そしてメディアのネタづくりのみ。その間、物価は上がり、医療費は上がり、収入は減り、国民は苦しい、中国は恐ろしい。こちらの追及はほぼ棚上げ。

●世界の政治  ~こちらはすでに世紀末~

こちらはすでに書くのも空しい。そのシンボルがロシアです。もう”プーチンがいつ倒れるか”の話ではない。詳細は省くが、かれの後継者にもっと恐ろしい悪魔の名がズラリ。そしてかれらの権力争いのスキに、中国が台湾や尖閣を狙い中国が暗躍。が、日本は陽気だ。しかし一番ひどいのがわれわれ地方議員か、知ってて何もやれない。ぼくも恥さらしです。


2022年10月9日日曜日

●活動報告書 これでいいですか愛川町(紙面版1ページ目)

 ●世の中が騒がしいけど  ~ 無力感です ~

 コロナ禍などで、当紙も1年ほど自粛気味でした。そのぶんブログに力を入れたが、勝手の違う世界でありました。そのブログは“ 全国区”です。メディアの騒ぐ社会問題を追う世界です。そしてメディアは原因より現象を追います。たとえばウクライナ侵攻では、その原因より日々の戦況を追っかけます。が、ぼくの関心は、現象よりその背景つまり原因です。マスコミに馴れた方にぼくの記事はかったるく、ぼくには世間の反応がじれったい。詳細は4面でふれるけど、かくて、無力感の1年でありました。という訳で、この機会に重点を愛川町の話題中心のペーパー版に戻します。むろん“ 全国区”の問題は、その性質上、ブログでふれるけど、ともあれ、よろしくネ。

●9月の議会は  ~ けっこう多忙です ~

 9月、決算期の議会です。世間で多忙といわれているけど、町はどうだったか、日数的に市より少ないが町村としては多いほうかも。いや、今年は、あとでふれるが、委員会活動が多く、けっこうに多忙でありました。さて、注目の一般質問です。質問者は10人、議員の定数は16人ですので、主張や提案の聴けない方も多い。町に何を願っているのか、知りたいなあ。とはいえ、全体としてどうでしょう。町の事業をチェックする常任委員会はそれなり活発でありました。ほぼ「やるじゃん」です。そして、その他です。コロナ禍、ウクライナ侵攻の中での物価高です。対策のための会合がかなりありました。加えて、6次総合計画への意見提出や5月の町民との意見交換の取りまとめがあり、こちらは大忙しです。じじいのぼくは猛暑も浴び、ふらふら。いや、グチでない。かえって充実の8月9月でありました。ちなみにマスク酸欠もあり倒れたけれど、満足感も。やっぱしぼくは“ 変り者”かもしれません。


●活動報告書 これでいいですか愛川町(紙面版2ページ目)

 ●独断 区割り変更  ~ 愛川はどうする ~

 6月、衆院の選挙区の変更。16区の相模原緑区と愛川・清川は中央区を加えて14区です。今までの16区は厚木、伊勢原に海老名を加え新16区になる。その意味は、簡単にいうと、後藤さん、義家さん、さようならです。分かりにくいのが県議選。こちらは、定数を1つ減らし、愛川・清川は厚木と合区になります。その意味も、ざっくり言って、愛川から県議選に出ても勝つのは至難です。国会議員も県議もいなくなる。町民はどうするの? その折、熊坂崇徳町議が、来春の県議選へ中央区から出馬の予定です。皆さん、どう思う。ここから独断です。かれは町を見捨てたのでありません。愛川に県とのパイプがなくなるので、元知事である参議院の松沢さんの属する維新から強く推され、出馬となりました。分かる気がします。かれとは同僚です。若くて、温厚なので、軽く見られがちですが、実像はちがいます。内面は、ナイーブで、慎重で、そのクセしたたか、何より町議屈指の勉強家、行動派の1人です。それで公認か。れれっ、ヨイショしすぎだったようです。

●ぼくの9月議会  ~ 愛川はどうする ~

 まず一般質問。小野沢町長は「誰一人取り残さない」を訴え当選しました。じつは至難です。それを念頭に3点の質問。1点目「LGBT」 。トイレ1つとっても男用それとも女用? ぼくは理解の難しさからはじめて接遇のあり方で提案しました。多目的トイレでの事件もあったし。2点目は「不登校」です。まず町の対策を詳しく伺う。その上で、不登校の子の減らない理由の脳科学的説明。そして、体験から「ぼくの対応策」の必要を訴えました。3点目は「移送、移動サービス」の問題。こちらは高齢化社会もあり、ニーズもサービス多様化して、混乱してます。その整理のあり方でいろいろ提案しました。それから町の事業をチェックする質疑です。常任委員会を含め20項目以上なので詳細はぶくけど、ムダな出費はないか訊く、よい事業なら拡充の提案もあるけれど。それ以外の会合もあったが、悩みはつねに“ 民主主義”。意見が割れると多数決となるけれど、これだと少数意見抹殺になりやすい。多様性のため、歩みよる時間も欲しいです。


●活動報告書 これでいいですか愛川町(紙面版3ページ目)

 ●偏見 多様性社会  ~ 夢の夢でも ~

「多様性を認め、共生を」と言う。常に少数者のぼくからみて、それは夢でありました。 未熟児で生まれ、食料不足時代の育ちです。アトピー、胃弱ほか病気の百貨店。小学校では貧困と運動神経ゼロを笑われた。中学は公立なのに有名進学校が恨めしい。バカ扱いが辛かった。高校はために底辺校だが失敗。おかげで余裕の猛勉強は受けいれられない。周囲に嫌われ、ある日リンチで耳の鼓膜を破られた、等々。なぜそうか。脳科学者の中野信子さんは言う。快感ホルモンのドーパミンはいじめで活発化する。そのいじめは多数派になることで成りたち、それが生活の安定を担保する。その構造は今も同じです。たとえばコロナ禍のマスク着用。ぼくはマスク不敵応症だが、同調圧力は個人の事情など見ない。かくて多様性の尊重など夢の夢なのでありました。

●任期はあと一年  ~ この際にふり返る ~

コロナ禍の活動自粛の中、3年経ちました。一ばん主張の出る一般質問をふり返ります、ぼくの役目を測る参考までに。なお、量があるので3回に分けます。

林業の改善 町の山林整備はほぼ県の助成だより。それだと追いつけず、山は荒れたまま。整備の意義、あり方などを、いろいろ提案です。

年金問題  上がる年金代、下がる受給額。とくに低額受給高齢者のため改善策の提案。

隣接地の造成 宮本、細野の川をはさんで対面の盛土の危険の紹介。熱海の大事故で注目された。なお町民の防止策に援助金が出るようになる。

共に生きる社会 県の制度の恩恵のない障がい者を紹介。成果なしかも。しかし、神奈川新聞はぼくと似た切口で、改善策を訴えていました。

  中学校の数学  つまづく子が多い。体系的で分りやすい事業の紹介に全力です。成果については見えません。

ふるさと納税  返礼品が不人気で低迷。改善策を紹介です。かなり増収したが、まだまだ低い。

  教科書採択   制度的に無理があり、激務なので改善策を訴える。するとどこからか苦情が。

囲碁、将棋   子どもの学力と高齢者の認知症対策として訴えるも不発か。ただし県は年輪ピックの将棋大会。会場は愛川町です。

  人、農地プラン  低収入なので、原因を分析し、提案です。成果不明。これからか?


●活動報告書 これでいいですか愛川町(紙面版4ページ目)  

 ミニ・ノート  

●ふと山を見ると、あちこちにナラ枯れの暑い夏でした。気がつけば秋。ケモノたちはエサの激減を知り、どんな行動をするのでしょう。

●思えば、安倍さんが倒れ、国葬で夏は終りです。その賛否はおいて、菅さんの弔事は秀逸。中で引用された山県有朋が伊藤博文へ送った短歌、ぼくも半世紀も前に読んでいた。その格調に救われた方も多かったでしょう。

●1面前半の背景です。まずコロナ。ぼくは武漢で発生するや水際作戦を訴え、客船で出ると「閉じ込め」に非を鳴らしましたが、国だけでなく、メディアの騒ぎもつねに後手で、その後手は今も続いてます。世界が評価しているのにイデオロギーの違いで批判だし、賛成に根拠がなければ反対に根拠もないのに根拠騒ぎだし、自分たちも旧統一教会を放置してたのにそれを無視の騒ぎです。反論できない故人を叩くメディアって何様でしょうか。

●2面です。心血を注いだのが社会的弱者との共存です。といっても、かれらを理解して共存しよう、ではありません。まず理解するのがどれほど困難か。で、エピソード紹介です。昔、有吉佐和子さんが、「非色」を書きました。黒人は黒いからでなく、怠け者だから差別される、と。確かにシカゴを歩くとそう見える。しかし読んだ寂聴さんの感想は、「もしかの女が肌を黒くして歩いてたら小説は別のものになってたでしょうか」と。本当にそう言ったかは知りません。しかし、黒人をしてみないと黒人が分からないのは本当。あと一つ、やまゆり園に殺傷事件がありました。だが、犯人が勝手に障害者は無用と思った訳でなく、園自体にその空気がありました。だからトラブルは今もある。それほどに人が相手の立場になるのは難しい。ぼくはその自覚こそ共存の第一歩と訴えたかった。

●その延長が3面です。世の中、きっと、ぼくも含め、相手の身になることはできない。幅をきかすのは「みんながそう」とか「テレビで言っていた」とか言う多数派なのです。

●折から清川では良識者の議長が辞任。多数派は「良識」を見ないで、噂の重視でしょう。また厚木では「市長の次男逮捕」と騒がしい。むしろ「市長の」は余計です。そしてそしてそれと同一線上が国葬の騒ぎか。亡くなって反論もできない方の忌中に反対とか旧統一教会とか功績の有無とか。こうした多数派をぼくは信じない。

最後にお知らせ。

恒例、タウンカフェのよろず相談会は、10/15・11/19 ともに 13:00から。

2022年8月16日火曜日

●大手銀行のムチャ   ~誰か騒いで~

コロナ禍やウクライナ侵攻で、物価高、円安、株価低迷です。中には、投資により半年で資産を20%減らした方もいます。「投資だから損もありうる」ではありません。問題はそうなるまで手を打てなかった原因です。銀行の対応です。参考に、ぼくの関わる話ですが、超大手のM銀行が扱う財形貯蓄型の海外投資です。リーマンショックでも利益を出せたスグレモノです。だからお任せに近く、銀行からの報告は年一度。といっても通常の報告ではありません。昨年、銀行より不思議な手紙です。簡単にいうと「取扱い金額が増大しすぎたので、今後の受付を中止する」とあります。金集めが仕事の銀行に、投資が順調なら中止はありません。昨年12月といえば、すでに日経の平均株価は低迷です。もしやと思い銀行へ行きました。

銀行は株価にふれたがりません。ぼくは、頼み、資産状況の推移を見せてもらいましたら、利益は思いのほか出ていました。ただし事前調査で、4月には悪化すると予測できました。ぼくは、利益が出なければ解約するので、報告をよろしくと、その場はそれで終わりです。と言っても放置ではありません。職業柄、内部調査はできます。その後、調べると、不思議な手紙で解約した方は少なくない。2月のウクライナ侵攻以降、銀行(といっても実務が証券会社)の資産運用は悪化です。が、4月になっても銀行からの報告はなし。5月になると銀行からの手紙は別な運用のご案内ばかりです。8月に銀行に出かけ、先の20%損失の説明を他人事みたいに受けました。その間、「ご免なさい」の「ご」の字もありません。こちらから申し出なければ、解約も勧めません。もし銀行が誠実であれば膨大な人を、ささやかに老後資金を蓄えている方を救えただろうに。これを不作為言わずなんと言うべきか。

今、ぼくは何をすべきか。具体的ブログで伝えるべきか、メディアに訴えるべか。手元に、ぼくなりの内部調査と銀行とのやりとりの録音。それを前に迷うのでありました。

●内閣改造  ~あぁ、やっぱり~

 10日とえいば内閣改造がありました。コロナ、物価高、国防、ウクライナなどが心配される折、注視したけど、結果は「やっぱり」です。そのシンボルが新中派大臣の林さんの再任かも。岸田さんの"聞く力”の正体は、"聞くだけ”です。「やはり」といえば、副大臣や政務官も含め20人近くが旧統一教会の世話になっていました。これも聞く力?問題はなぜそうなのか、です。その1は首相に信念と責任感がない。その2は自民を支える国民も同じ。政策ではなく、自民だから支援している方が多く、なので騙されても気がつかない。その3,野党はヒステリー騒ぎだけ。その4、かくいう僕は無力すぎ。きっとそれでも書くぼくはバカです。


●熊坂宗徳さん  ~知っていますか~

10日の朝刊に熊坂崇徳の名前。維新の公認で来春の県議選で相模原の中央区の候補者になる記事です。彼は愛川の町議ですから、相模原の方はまず知らない。いや、もしかしたら愛川でも名前くらいしか知らない方も。それでか、ぼくにも問い合わせがありました。この機会に少し紹介です。

 彼は、ぼくも含めた3人会派の一人ですからぼくはそれなりに知っているけど、そのイメージは町民の認識とズレているかも。それでふれます。まず表面的には若くて、元気で、小太りでいつもニコニコで穏やか。が、それが誤解の因かもしれません。けっこう仕事師です。議会の質疑や質問は徹底的に調べてやる人で、その点、町議会屈指です。地味で、敵をつくらないので軽く見られているようだけど、実力者なのです。実は県議選に出るのが遅すぎたくらい。そこで、僕の見立てです。維新は関西では人気だが関東では強くない。参院選では東京で失敗しています。松田さんの当選は元知事の知名度と実績、人柄、それに国政には第3極が必要という県民ニーズかも。政治家同志では互いに実力が見えますから、そこに目をつけたのがかれの実力でしょう。かくして維新に推された気がしています。

 ぼく的には、愛川を見捨てたなんてケチを言わないで、大いに頑張ってもらいたい。だから紹介したけれど、崇徳町議に松田さんみたいな知名度はなし。ヤキモキしています。

●8月15日終わる ~またも空しく~

今年も終戦の日を迎え、77回目の一連の行事の終わりです。たとえば右よりは戦争というより戦略の失敗を振り返り英霊を悼みながら、左よりの人達は戦争自体を反省し、核の廃絶と平和を祈念しながら。そして現実は今も戦争中、たとえばウクライナ戦です。ぼくにはその空しさがやり切れません。そのズレは何からくるのでしょうか。

 書くことが多すぎて放置してきたけど、一つの明解です。日本の平和は、天皇の玉音放送の日からがスタートです。でも、ぼくには祈念の日にメディアが玉音の意味を報道した記憶がありません。それでよいのか?しかし、ふと気がづけばぼくも高齢で、もう放置できません。これからは少しは"あの戦争”にふれたい。ですので、よろしく。


2022年7月26日火曜日

●第6次総合計画 ~要望はしたけど~

前回、町の総合計画の素案に要望を検討中と書きました。で、その後も検討会があり、意見や要望をまとめ、7月14日町長へ提出しました。あとは「町長はどれだけ見直してくれるか」ですが、正直、個人的に大きな期待はありません。というか、素案以前にに出すべき要望もあったし、素案の量に対し、検討時間の不足の念もありました。あゝ、議会の時間不足問題、なんとかならないか。ついでに、意見・要望の町長への提出といえば、同じころ広聴応報委員会があり、5月の「第9回 町民との意見交換会」での町民の声をまとめて、町長へ出しました。こちらについては町長が重く受け止めるのを望むばかりです。時間もそれなりに使ったし。

●補正予算案 ~お、皆で大賛成~

広報委員会のまえ、補正予算の審議がありました。中身は、皆さんが日々悩む、参院選でも焦点だった、たとえば油の高騰や物価高の悩みにこたえた国からの交付金。問題はその使途です。過半がその悩みに応えて給付されることになりました。ちなみに一億円強。文句なく皆で協力したしだい。ただし、それ以外の使途には一部注文も。それは例の金持ちも貧乏も一律の「所得制限なし給付」についてです。「貧乏人により手厚く」が自論です。注文はその自論に応えたものですが、こちらはいつ実現か。町長、公約の「誰一人取り残さない」の実行を!

●「子どもに関する勉強会」~ひたすらに~

7月21日、牧瀬さんの子どもについての講習を有楽町で受けました。資料だけで120頁。ただひたすらひたすら勉強でした。

●藤井裕久氏が逝く   ~心より哀悼~

元財務相の藤井さんが、安倍さんの銃撃直後に亡くなりました。たまたま2つほど接点があり、人柄を少し知ります。一言でいえば、とにかく心がきれいです。天国で遊びまくれるよう祈ります。相模原市は何かしないのかなぁ。

                           以上、7月21日現在


 

●国政もいいけれど ~愛川はどうなるの?~

 町長選も参院選も済みました。「しばらく町は平穏ネ」そう思う町民が多い。しかし、選挙区の見直しがあって、来年はその中で統一地方選挙を迎えます。気がつけば、行政的には厚木・愛川・清川が一つで選挙区的には相模原・愛川・清川が一つで、けっこう厄介かもしれません。実際、町内にもすでにその来年を睨み準備しはじめた方もいる。来秋には町議選もあり「お前はどうするのか?」と訊かれるが、ぼく的にはそれどころではない。まずは県議に誰を推すべきか、町内の水面下は穏やかではないのです。その辺り、皆さんはどう思いますか?


●安倍さん その後  ~気になる3題~

 安倍さんが逝きほぼ10日です。メディアの報道ぶりで大きく3つ気になる。

●1つは警備問題 ~平和ぼけ問題か~

メディアは警察の大失態というけど、ちょい待て。"現場”には報道陣もいたけど、かれらも警備のもれに気づかず、そのメディアに批判の資格があったの?同じことが旧統一教会問題にも言える。翌日には山上容疑者の母親の寄付問題が報道されたが、ジャーナリストならピンとくる筈。かつて統一教会が寄付集めに慰安婦への同情を利用したとの噂があった。あの時、追及していれば、今回の犯行はなかったかも。統一教会を介した日韓の政治家たちの癒着もなかったかも。ともに平和ぼけが招いた。この際でも明らかにして、新韓派の政財界の闇の構造を!ネズミがいっぱいだろう。

●その2は国葬問題 ~脱思想でネ~

国葬が決まると、一部のメディアが騒がしい。首相は説明をとか、経済政策や外交政策、政治的言動に賛否があるとか、何じゃ、エラソーに。吉田さんの時もそうだったが、国葬はそうしたものを超えたところにある。そして、安倍さんの国際的評価は高い。それで十分でしょう。ぼくにも安倍批判もあるけど、今は止すのです。日本人の佳き伝統として、そもそも故人の評価は歴史がするもので、岸田さんにはムリ。

●そして3はそのの「安倍さんの後」です。

報道的にいうと「岸田さんは安倍さんを引き継ぐか」です。すごく気になるが控えたい。妖怪が多く複雑で、今誰が語れよう。ぼくが大いに気になるのは、その語れないことを語るメディアの無責任でありました。


2022年7月9日土曜日

●安倍元首相死亡 ~そのまっとうな反応~

 ●安倍元首相死亡 ~そのまっとうな反応~

安倍元首相が選挙の応援演説中に銃弾に撃たれた。その反応は大きく二つ。一つは国民はもとより、与野党を問わず「民主主義への蛮行だから許されない」。『蛮行』とは、人間や動物どころか虫以下の行為ということだが、言われて当然です。そしていま一つの反応です。救命中ということで、こちらもほとんどの党が、その間選挙運動を控えた。その日本人的美学、ぼくは誇りに思う。ごく一部に「ここでチャンス」と熱弁をふるう不届きの党もあったけど、票を減らす、そう願う。

●世界地図  ~ほんとうは役にたつのか~

ウクライナ侵略後、地図を見る方が増えたが、それのどれくらい役立つことだろう。ご存知、世界地図の歴史は長くない。それは航海技術の発達と軌を一にする。どこかに新天地はないか、ほしい資源はないか、貿易をのばせないか、儲けられないか、やがて侵略できないか、植民地化できないか・・・。その起りはむろんイギリスを中心にスペイン、ポルトガルなどの西側で発達していく、否、大昔、地球は丸いし、自転していて西側はなかった。英、西、蘭などを中心に発達していて、イギリスを緯度0度として地図が生まれたので、それらの国が西側になり、いきおい、たとえばアジアが東側になったのだ。仮に日本で世界地図ができていたら日本が西側だ。ちなみに、ぼくたちはイギリス風メルカトル世界地図に慣れているけど、自国をど真ん中とする地図は少なくない。さて、そうした西側で生まれた地図。かつて自国の版図を拡げるべく生まれた地図。植民地化目的の地図を見て、ぼくたちはどう思ったか。おもしろくない。イギリス、スペインに追いつきたい。あるいはアジアを解放したい。それが、日露、日清、日中戦争か。その思いは先の敗戦まで続いた。

が、その流れに取り残された国もあった。経済的に貧国だったロシアや中国など。かれらは戦後に経済力をつけながら、地図を見て思う。たとえば「西側ばかりいい思いしやがって。オレにもいい思いをさせろ」と。それが冷戦構造の元かもしれないし、ウクライナ侵略かもしれない。あるいは中国の一路一帯か。だが、残念。ここ数十年で原点を国連の平和主義をとして、今までの世界地図は変わった。あるいは世界地図の見方が変わった。地球の温暖化、森林破壊、砂漠化などだけではない。食料不足、富の偏在、飢餓、汚染・・・。やれ冷戦だ、東西対立、南北問題などと言っていられない。地球規模で解決すべき課題の続出、それがSDGsだろうか。子どもの地理教育のために生まれたジグソーパズルで普及した世界地図は、グローバルという丸いものとして全体をとらえる見方にシフトした。ぼくたちは、そうした時代の新しい地図をどれほど開いているだろう。一度は目にしてほしい。そこには個々の国がかなりSDGsの観点で位置づけられている。ぼくなど、せいぜい町内の噂で世の中を知った気になっている自分が恥ずかしくなるのです。

●7月14日は13:00から春日台のタウンカフェで「よろず相談会」です。一人30分ほど、あなたの行政への疑問、不満や提案をお聞きし、解決のお手伝いをする会です。参加お待ちしています。担当・熊坂宗徳(090‐5785‐1199)まで、よろしくネ。


 

2022年7月2日土曜日

●ブログ更新しました

 ・表彰条例の改正の賛否  ~ともに変~

相模原市が表彰対象に国や県の議員を加える案、賛成14,反対18で否決とか。賛成者は「国会議員も県議も東日本台風のとき、被災者に寄り添っていた」とか。そして反対者は「市が赤字財政で苦労しているのに」とか。ともに意味不明です。ちなみにわが祖父の3兄弟、農業振興(農民のため銀行設立、農作物移入、品種改良など)、日露戦争に勝ち軍艦の購入、そして関門トンネルの設計で勲位を得ていたが、曰く、「給与を得て仕事をしたまでのこと」だと。いまは、仕事をしてもしなくても存職10年で市町村議は表彰される。表彰自体に意味がない。報道されるべきは、採決で退席した公明と颯爽の会などの見識ではなかったか。

・参院選挙です  ~争点がなく困った~

参院選にあたり、メディアは、争点は9条の有無とか、やれ、経済成長だとか。いや分配の仕方などと大騒ぎ。困った無責任です。くどいが、9条の有無と平和は無関係。核は抑止力になっていない。核保有を脅しに、ロシアは戦争を仕掛けたではないか、バカめ。「持たない」も平和を担保しない。ウクライナの核放棄がロシアの侵攻を許した、バカめ。もっとひどいのが「成長より分配を」です。日本は金持ち優先で成長してきた。だから公平な分配はない。つまり与党は分配しないし、野党はできない公約だ。争点以前なのです。そう、健全に成長させ、健全に分配できる第3勢力がないかぎり、日本は変わらない。しかし、政策ではなく、組織力やタレントの知名力頼りの参院選で何ができるのか。メディアよ、もっともっと選挙の不毛こそを騒げよ。白紙投票の促進などしてくれまいか。

・第6次総合計画 ~財政を気にしてネ~

6月議会が5日になりヒマだな、ではない。町の最高位の方針である総合計画の素案ができ、全町議でチェックを入れている。そこに提案というか、意見を提出しようというのです。が、簡単ではない。まず素案自体が膨大です。しかも財政状況の資料がない。それを1回2時間ちょいの検討で50項目以上をチェックしていく。しかし事業計画はほぼすべて財政の裏付けがあって成り立つ。その資料を抜きにぼくたちに何をどれほどできるか。実際、進行が猛スピードなので、ほぼ財政の話題はない。ぼくなぞ、つい思う、この作業にどれほどのの意義があるのだろう。そこで思う。いま世の中は急激に変化しているし、12年分の計画を立ててもその有効性を担保できない。この際、総合計画はせいぜい6年分を丁寧にやりたいなぁ。

・ウクライナ侵攻  ~結局はどうなるの~

その"どうなるか”はすでに侵攻の一週間後にはふれています。「誤算だから勝てない」です。いまは1月の中頃にロシアのサイバー攻撃が始まったこと、それ自体に誤算があり失敗のためキーウも撤退したこと、軍略が乱れたこと、軍事指導者が不足し軍備が不足してきたこと、内部に財閥オリガルヒなどの争いが起きていることなどが証明されだした。問題は「では然るのちどうなるか」ですが、ロシアの場合「勝てない=敗ける」と限りません。失敗から見えてきたのは底のない利権体質です。その意味では、ロシアはゴルバチョフを失うことで、終わったとも言えます。となると、その後は見えます。これからはウクライナ対ロシアの戦争ではなく、自由主義対侵略専制主義の戦争です。そこに接点はありません。行きつくのは、国連改革も無理なら、国連の分割かも。さて、どうなるか。

・コロナはどうなるか ~終わりなどない~

コロナ、この頃、国の、わけても岸田さんの無策にあきれ、ふれなくなったコロナです。一番の不愉快は「コロナ対策か経済対策か」の2元論。それとアフター・コロナ論。そもそもコロナの敵は、医療であって、経済ではない。そのコロナはいつでもどこでも起こりうる。かれらに「アフター」の認識はなど、ない。まぁ、ぼくに言わせると日本人のコロナ恐怖症は十分すぎるほどに身についた、マスクをして熱中症で死ぬほどに。要らない場所にアクリル板を立てるほどに。時に、無効なウレタン・マスクで安心するほど、室内で黙って読書するときも外せないほど。しかも、今度は4回目の接種、死亡率は超低いのに・・・。ぼくなぞ、あきれて口もきけないが、日本人の4人に3人がそのあきれた人達で、怖くて口もきけないのです。かくて結論、ぼくは自分なりに対策はとるけれどネ、岸田さんなぞどうでもよいのです。



2022年6月15日水曜日

●愛川町長選顛末   ~大差すぎて~

町長選は、ご存知、現役が新人2人に3倍や10倍の差で勝ち。というかここまで大差だと勝ち負けというのさえ変。敗因の分析の意味もないかも。かといって勝ち騒ぎもない。横綱が十両に勝っても話題にしないみたいに。という訳で、コメントはパスでご免ネ。

ただただ想う。公開討論の準備がたいへんだった同僚のKくん、ありがとう、お疲れ様。私的には「後退のあてがついて来年は引退」の口実がなくなり、さて、どうしよう。そこで、気持ちを変えようとゼレンスキー大統領の演説集をパラパラめくる。えっ、何なのそのすごさ。大統領を気分転換に使った自分が恥ずかしい。そんな2、3日でありました。愛川の皆さんにも佳いことありますように!!

 

2022年6月8日水曜日

●活動報告書 これでいいですか愛川町(紙面版1ページ目)

<ウクライナ侵攻 怒りと涙が止まらない> 

●本当に平和は大切か ~ ぼくは疑う ~

今回、予告していたとおり、この紙面をウクライナ特集としました。理由は大きく二つです。その1 つは、日本人は、口を開けば、平和が大切とか、唯一の被爆国とかいうけど、ならばどれほどウクライナを心配していますか。心配なら、支援してますか。そもそも戦争の原因を知ってますか。何か解決しようとしていますか。ぼくは、日本人は知らない 見えていない、に思える。その原因は政治とメディアです。そこで語られるのはほぼ戦争の現況報告一色。たとえば今日はどこで何人殺されたとか。原因を気にしないので、いわば他人事。だから口先が訴える平和もから回りして絵空事になるのでしょうか。たぶん愛川町でただ一人、25歳でチェコ侵攻の直前を目にして、翌年は戦場でヴェトナムの戦争報道のウソ(大本営発表)を知ったぼくは、ウクライナ報道に怒ります。平和とは、戦争の背景を語ることから始まるのでないですか。

●ウクライナを知ろう  ~ 共に泣くために ~

毎朝、新聞にどこかの誰かの死亡記事です。誰も泣きません。それどころか読んだとたん忘れる。すこし知った方なら2、3時間気になる。親しく身近ならたぶん泣く。ではウクライナ人の死はどうか。言うも愚かでしょう。では、そのウクライナ人を知るとどうか。やはり泣かないが、「もっと知る」だと話は変る。かれらは戦争で亡くなるのであり、戦死は私たちも体験している。たとえば作家の五木さんは、目前、ロシア人に親を殺されている。もうウクライナ人の死は他人事ではありえないのです。かれにウクライナは自分事です。いまのメディアに他人事を自分事にする報道姿勢がありません。いきおい日本人の平和主義は口先になりがち。ゼレンスキーの国会での国連無能論の訴えも他人事でした。平和ボケの私たちはそれにも気がつかない。だからウクライナを知ってほしい。ロシアのウクライナ侵攻は、ウクライナではなく、じつは世界史を変える出来事なのです。

●活動報告書 これでいいですか愛川町(紙面版2ページ目)

●ウクライナ①  ~ 少し歴史を噛ろう ~

●初まりは。ある本ではスキタイ人がキンメリア人を滅ぼして初まる、となってる。日本の縄文時代です。以後はいろんな人種がきて、国が生まれては死ぬのくり返し。日本は、人種は1つだが、権力者が生まれては亡ぶのくり返しであった。ウクライナの方が悲惨です。異国人に殺されるのですから。

●真の初まりは。ウクライナ人もロシア人もスラブ人系です。その意味での初まりは6世紀。キエフはキー兄弟の町という意味だが、8世紀に東スラブ人が統一したのがウクライナの出発点かも。奈良から平安時代の頃でした。

●暗黒時代です。その後も国が生まれては滅びるのくり返し。たとえばモンゴル、リトアニア、ポーランドなどがやってきて、征服したり、国土の一部を噛ったり。大人しいスラブ系=ウクライナ人は影の存在。でも抵抗もあり、時に異民族を駆逐。17世紀にはトルコにも遠征。コサック兵は強かった。ウクライナ人がかれらを国歌で讃える所以です。(因みに、ロシアはコサックの初まりは自分たちだ と名誉の横取り)。ともあれ、ロシア系でない、つまり略奪系スラブ人でない、ウクライナ人の戦禍はなんと1000年近くも続きます。

●かくて地獄図の近現代。とくに凄絶なのがロシア革命以後でしょう。ウクライナ人は大人しく使い勝手がよい。独ソ戦争やナチとの戦いで銃弾に晒される。分けても記憶すべきは旧ソ連の末期、89年です。ウクライナは世界2位の核保有国でしたが、その廃絶と交換に、英米はロシアにウクライナの独立させる。実態はロシアの略奪とウクライナのロシア化。ソ連崩壊で独立はしたけど、事実上、農作物もただ働きで取られたりして、反論すれば、ナチ呼ばわり、果てがかの侵攻なのは知るとおり。

●たまらないです。ぼくなぞ、かつて連合国にいじめられ、追いつめられてしたあの戦争の事実、その後に生まれた国際連合(国連)のまやかしの事実、国連が大国間の利害の絡む戦争に無力な事実を知っているからたまらない。国会で演説したゼレンスキーの訴えを無視したのも宜なるかな。1000年近くも自由と平和のために抵抗しているウクライナ人に対し、たかが10年ほどの戦争体験。それも検証抜きで、先輩顔が平均的な日本人です。それが一番たまらないのです。かくして粗末なウクライナ史でありました。


●活動報告書 これでいいですか愛川町(紙面版3ページ目)

 ●ウクライナ②  ~ 少し気楽に語ると ~

 私たちはウクライナを知らない。ロシアとの区別も怪しい。ウクライナの人が中国と日本を混同するみたいに。そこで、以下は気軽に「大人ならこれくらいは知っとこう」です。

●面積は? 歴史的には大きくなったり小さくなったり。14年にクリミアを奪われてます、でもヨーロッパ2位の大国。日本の1、6倍。(別の解釈もあります)

●人口は? こちらは減少傾向。何分にも戦死が多すぎ、元5000万強で、今4300万くらいかな。

●国旗は? 独立後の青と黄の2色旗を代表として、「トリズブ」という国章を含め、2、3種類の併用。青と黄の比率も変化した。

●人種は? ウクライナ:ロシア:その他が、ざっぱに7:2:1くらいかな。

●国柄は? 農業国といわれているけど、近年は工業や科学の国とも言われます。

●独立は? ふつうは91年のソ連崩壊中にウクライナが国民投票で独立したこと指す。しかし似たことは17のロシア革命でもあった。う~ん、「独立」って何だろう。

●知的レベルは? 国土のないユダヤと同じに国のなかったウクライナも文化で勝負したので高いIQ国です。ちなみに ドストエフスキー、チャイコフスキー、画家のマレーヴィチ、棒高跳びのブブカはむろん、月への衛星や大陸弾道弾を作ったのも、ボルシチがうまいのも、みな、ロシア人でなく、ウクライナ人です。「百万本のバラ」の本歌も。

●議会関係は  ~ 気合いに欠けたか ~

選挙の関係で6月議会は5月になって気合いに欠けたかも、短期だったし。それでも一般質問は「ウクライナ支援」と「成年年齢引下げ」でぼくなり熱弁でした。まあ、情熱が伝わったかは別として。心配なのは町長選挙です。連日大騒ぎのウクライナ侵攻でも人々の関心は戦況ばかりです。まして町長選をや。政策に関心があると思えない。きっと低投票率で、きっと町は変わらない。大人の無責任の極みです。せめてせめて、投票に行ってネ。白票でもいいから。無投票は“ 大人放棄”だし。

●活動報告書 これでいいですか愛川町(紙面版4ページ目) 

 ●ミニ・ノート  ~ 戦いすんで日が暮れて ~ 

●今回は、いつもの町の議会報告でなく、1、2、3面、ことごとくウクライナ一色の異例です。それでも正しく伝えられた自信はない。だから書き終ると疲れがどっと。まさに戦いすんで日が暮れて、でありました。

●背景に膨大な中身をダイジェストする困難がつきまといました。以下、2、3その言い分けです。分かってもらえればありがたい。

●たとえば一面。ゼレンスキーの国連無能論に半行ふれました。かつて国連の事務総長の書いた「国際連合」を読み、腹をたて、ゼレンスキーに共鳴したから。でも国連の実態を知らない方には何も伝わるまい。

●2面、ウクライナ史です。「スキタイ人がキンメリア人を滅ぼす」に始まる前半の出だしの出典は歴史家、かのヘロドトスの記述。数10行のもの。後半の多くは元ウクライナ大使の本から転用。数10行を半行で、260頁を数10行に書くなんて所詮はムリです。やはり、きっと何も伝わらなかったか。

●とくに残念はソ連末期のウクライナ独立の記述です。拠りどころの1 /3はこの分野の第一人者グレンコ・アンドリー氏。書かれているのはロシアの膨大なウソの真実。その一つ一つの一部だけ紹介で無念。伝えられないよ、ネ。

●この機会にふれる。ブログで、プラハでの体験を契機にヴェトナムへ行ったと書きました。戦場へも行ってます。そこでよくよく見たのは、かなりの、むろん南側の住民がヴェトコン(北の兵士)に米兵の動きを知らせていた事実。アメリカは勝てっこない。でも新聞はアメリカの活躍ばかり報道でした。

●以来、やがて10数年かけてアジアの戦地を歩いてきたけど、中国や韓国以外、ほぼ日本を悪く言いません。たとえばインドネシアは独立記念日は「残留日本人のおかげ」と感謝です。メディアはそうしたことは伝えません。

●なぜか。敗戦を境に、メディアは連合国の歴史観のみ伝えるようになりました。日本人は平和を祈り、反省だけする国民です。これを変えたい。いまぼくがウクライナに熱い理由。

●ぼくたちは、報道でなく、事実を見ましょう。それを知れば、ウクライナは自由と平和を求め、専制主義と闘っていくのが見えます。祈るヒマなしです。歴史のために支援を!

2022年6月1日水曜日

●ウクライナ ~プーチンから見て~

いま"ウクライナ特集”の準備中だが、その契機はロシア侵攻です。ということは、そのロシアにとってウクライナとは何か。現政権がウラジミール・プーチンだから、その彼にとってウクライナはどう映るか、そもそもプーチンって何者?となる。メディアもさほどふれない。この機会に書こう。といってもプーチンは分かりにくい。例えば彼を共産主義者とか社会主義者と思う人が大半で困るけど、どちらでもない。現在、国の制度が実態と一致していないことも多い。中国や北朝鮮もそうですけど。
 さて、そのプーチン。出発点は国の安全保安にかかわるあのKGBの諜報員。そのKGBの仕事は、国家の安全といえば聞こえは良いが、仕事は時の権力者が誰か、たとえば共産主義者か、政府か、あるいは国を操る財閥か、早い話が権力闘争の手助けで、はっきり言うと、諜報、罠、脅迫、拷問、はては大量殺人。自分の主義はどうでもよい。
 その仕事の中で彼が身につけたのは、権力とは何か、権力は儲かる、世の中権力を握った者勝ち。そのためウソなど朝飯前、そうしてその中で、彼がロシア史を学び、憧れたのがピョートル大帝です。「略奪こそ権力だ」です。
 思えば、ロシア人は、ウクライナと同じく、先祖はスラブ系ですが、北スラブ系でバイキングや狩猟民族で、いずれにしろ征服と略奪で繁栄してきました。征服や略奪は力のシンボル誇りであります。因みに日本の北方4島ですが、プーチンはサハリン州(4島に隣接)の人に言ってます、「4島は戦利品ですから、ロシア領で、返さない」。
 彼が振り返る歴史。ウクライナの始まりと言われるキーウは、かつてはモスクワ王国の戦利品だったし、ロシア革命以降はウクライナ人は農奴に代表されるように奴隷扱いで、ドイツと闘うときは弾よけみたいに駆り出される。そんなウクライナ人が、旧ソ連の崩壊で解放されたなんてプーチンは許せない。むろん、侵攻でウクライナが抵抗するのも許せず。かれはウクライナ軍をネオナチと言いたてる。ちなみにゼレンスキー他、多くのウクライナ人はユダヤ系のスラブ人ですから、かつはナチスと戦っているのに・・・。
 プーチンがどんな男か分かったでしょう。なお、ロシアの侵攻に関し、ロシアにも言い分があるという人がいる。これは、アメリカとイギリスの仲介で1989年にウクライナが独立を担保に核放棄したことを指す。が、放棄するやいなやロシアは独立を認めないと言い出した。そのどこが言い分なのでしょう、念の為。

2022年5月31日火曜日

●ブログ更新しました。

 ・4月、肺が悪くて入院か?

4月中頃、車を運転中に突然呼吸困難。で、119番で入院です。悪い症状は翌日には消えたが、念の為4泊5日して帰宅です。どうやら多忙と過労その他だったらしいけど、驚く。退院するや、皆が言うのだ、「肺炎だったのネ」。119番かけただけなのに、勝手に噂を誰がまくのだろう。不思議です。

・5月、さらに多忙も。見かけは元気。

6月の町長選挙のせいで、議会が5回になったことやウクライナ支援活動や町民と議会との意見交換会その他が重なり、超多忙です。毎回バタンキュー。が、これも不思議です。今度は皆さん「玉利は元気」と思い込む、世の中、噂と見かけで動いている気がする。

・町長選挙 ~何を戦うの~

町長選の3名の顔ぶれが決まりました。現役の町長に新人二人が挑む構図です。しかしです。私のまえに新人の方の公約というか討議資料はあるけど、町長のはありません。代わりに事務所開きの案内はあり、中に「当日は激励の一言を」などとあります。う~ん、公約不明で何を話すべきか。いや、選挙まえに公約は揃うのか、争点が見えてくるのか。それとも何も燃えないか。ならば民主主義の否定です。ぼく的には、せめて、現状肯定か夢をおうのかでも決めて、投票してほしい。そのまえに公開討論に出向いてほしいです。

・意見交換会 ~こちらもの低調か~

コロナ禍中止の町民と議員との意見交換会が久しぶりに開かれました。参加者は募集人数の半分ほど、大半が超高齢でありました。宣伝不足だったか、分かりにくかったか、金曜の夜の設定が悪かったか。政治への関心の低下か、それとも何か・・・。それに意見の出し方が変わった、というか全体的に大人しい。以前の激しい攻撃調は影を潜めた。提案型やアドバイス型が増えた。そして話が長い、良いことかどうだか・・。

2022年4月18日月曜日

●活動報告書 これでいいですか愛川町(紙面版1ページ目)

 ●こんな時こそ  ~ 平和ぼけを自戒して ~

世界が騒がしい。理由はウクライナ侵攻。ぼくは落ちつかないが、メディアが騒いでいるからではない。7月に参院選があるからとか6月に町長選もあるのにでもありません。すでにブログでもふれてますが、ロシアのチェコ進入の前日、ぼくはプラハを脱出したことがある。ヴェトナムではアメリカが手こずる時期に戦場を目にしていました。その体験で思うのは、なんて日本人の平和ぼけのことなのか。見てみぬふりでいいのか。祈るだけで平和はあるのか。はては、ロシアにも言い分はある、とか。それが命がけの人々に吐く言葉か。日本人なのが恥ずかしい。そしてかく言う自分も日本人。こんな時「これでいいですか愛川町」もないだろう。1人の男と仲間とが世界史を変えようとしている時、ぼくは何をすべきか。そうだ、次回「ウクライナ特集」を出すことを約束するので、今回はご免なさい。

●3月議会  ~ ウクライナ侵攻に始まるも ~

3月議会の初日は3月1日。2月24日がロシアの侵攻でしたから、やはりウクライナ騒ぎに開始です。ぼくは26日には議長に議会での「侵攻反対の議決」を提案し、了承されてます。が、順調はそこまで。しかし国と同じに議会というのはややこしく、実現に4週間。さて、そんな議会だけど、あとはどうか。予算議会なのに質問者は9人だけだったし、傍聴禁止だったし、予算審議の常任委員会は、重要性から1人90分もあるけど、残す時間の多い人も少なくなかったし、全員協議会では恒例みたいに接種日程の報告はあるけど、なぜ愛川の感染者が減らないのか説明はなかったし、などなどやっぱりないない尽くしでありました。そんな折、総合計画への提案とか、町民との意見交換会の準備とか議員定数見直しの話とかあるけんど、どれほど成果があるでしょう。議員大削減派のぼくにはため息の多い3月でありました。

●活動報告書 これでいいですか愛川町(紙面版2ページ目)

 ●独断  ~ ぼくの町長の選び方 ~

4月になり町長選が現実的になってきた。立候補予定者も見えたり、人に「小野沢さんはどう?」と訊かれたり。が、ここは慎重でありたい。という訳で、代りに以下は「ぼくの町長の選び方」となるけど、お許しを。その1は、町長はあなたの声を、あなたの支持する議員や団体の要望を2つや3つ聴いてくれましたか。実現しましたか。その2です。あなたの近所の町の職員は、建設的、改革的、町民目線で働いていますか。職員の意欲は基準です。辞めてないですよネ。その3。町にたくさん審議会や外部評価があります。そこで何を見直したか、あなたの知っているものも1つ2つはありますか。その4。町には困っている方、障害者や年寄りなどへの助成や給付があります。あなたは救われたか、救われ方を知っていますか。暮しを守るのが政治の基本で、そのために町民の僕( しもべ) になるのが町長の仕事です。経験や公約や評判も大切ですが、さてあなたの選ぶ方は上の4点は合格ですか。

●ぼくの質問・質疑など  ~ 祈りこめ ~

一般質問一項目は「ごみの減量化・資源化」です。たとえば減量化率では本町は県内で下から1/3ほど。なので取りあげたが大変。改革できる提案は膨大です。結局、先進自治体の好例の紹介に全力でした。2項目の「外国人との交流」はさらに大変。交流不足は外国人感染者の多さの一因にもなってます。イベント主義でない、相互理解の仕組みなどで提案しました。常任委員会では町の事業を10数目チェックしてます。中でも気になったのが「三歳髪置き祝金」です。3歳の子に一律3万円もだと、生活に苦しい方も多いのに。なので追求です。新年度予算では「賛成討論」をしました。会派で決めたテーマを評価しながら、時に、要望を述べるものです。その要望も軽く10件をこしました。質問・質疑そして討論、いずれにしろ、問題は成果です。それは町長の肚一つ。祈るしかないけど、新年度予算で実現したのが7つほどありました。う~ん、多いか少ないか。微妙です。

●活動報告書 これでいいですか愛川町(紙面版3ページ目)

 ●偏見  ~ むかし言葉にご用心 ~

ぼくたちは、毎日、知らない言葉を耳にする、その一つがたとえば「ウクライナ」。が、これは心配ない。世界の注目語だから、多くの方が、元が地名か人名が人種名か何の意味か知っている。知らなくとも調べる。問題はむかしの言葉、たとえば先にふれた三歳髪き祝金の「髪置き」です。広報あいかわでは平安時代のならわしで髪を伸ばしはじめる3歳の春からとしている。そうなの?ちなみにある辞書には、幼児が髪を伸ばし白髪をかぶせ白粉をつけ、髪を左右に梳く儀式で、三歳の11月に行なう儀式とある。しかし、これもほんとか。平安末期公家は2歳で鎌倉時代武家は三歳で行った、ともいう。が、これまた正しいか不明で、じつは諸説ある。そしてぼくなりの結論は、大むかし幼児を2、3歳まで育てるのも一大事業で、まして白髪になるまで生きるのは稀。髪置きは乳母などへの感謝と子の長寿への祈りであった。むかし言葉への正解は、テレビにも、新聞にも、ネットにもないことが多い。ご用心、気をつけよう。ぼくたちは偏見と誤報の中で生きているのです。

●あゝ、変てこだけども直せない

 町の議案は、質疑を経て、賛成または反対の表明(討論)をし、表決(採択または不採択)となる。当りまえみたいだが、じつはそれが世間の感覚とあうのはテーマが一つの場合でしょう。たとえぼ「給食品500円値上げ」なら分かる。明確な理由を述べ議論できる。ところが3月の予算はどうか。議案としては1つでも、中に数10どころでない事業がびっしり。賛成は多いが反対案件もある。それがふつう。しかし一括して表明するからのが規則。いきおい、あそこ変、ここ怪しいと思いつつ、賛成したりする。しかも同じ賛成でも事業は膨大だから賛成部分もふつう他の議員噛みあわない。かくて、これってほんとに討論なのかな、とあいなる。しかし、多分、かなり多くの議員が、法にしたがいそうする。そして、している中に世間の感覚とズレでいく。ぼくもその1人かも。毎年、3月、予算議会のたび思うことです。

●活動報告書 これでいいですか愛川町(紙面版4ページ目) 

●ミニ・ノート  ~ 究極のコロナ対策は ~ 

●侵攻以来、10分でもぼっとする時間があると、つい頭はウクライナでいっぱい。理由は明らか。侵攻の数日後にぼくが「大虐殺の始まりだ」と騒ぐと、何人もの町議が言う。玉利さん、人に笑われますよ、と。それへの反発の1 面でありました。

●あと1つ。ゼレンスキーは日本の国会で国連の無力を訴えたが、その時は国会議員もメディアもほぼ無視です。が、いまは大騒ぎ。なんと鈍感。ぼくは15年以上前から国連の機能不全を訴えている。今年も4,5回。

●これほど日本人は世界史オンチです。むろんぼっとしている時に考えているのは「そのオンチをどうするか」。そして決めた。すでにブログでウクライナの中学生レベルの常識は発信しているが、次回の「これでいいですか」は「ウクライナ大人の常識」にしようと。

●2面はまず「町長選」にふれました。6月の選挙中には書けないので今回。ぼくは誰を支援するか言えない立場で、中身はボケてます。しかし町長選は身近で重要。地縁・血縁や経歴でなく、熱く町民を想う方を選んでネの気持ちが伝われば嬉しい。余談ですが、ゼレンスキーは国民を思う熱さで、大統領になりました。町長も熱くなれる方を択んでネ。

●3月議会には、他に広報公聴委員会や町の総合計画への提案のための勉強会などがありました。その広報広聴では、いま5月20日、町の議場での町長と町議との意見交換の準備が進んでます。何人が見え、どんなよい提案をしてくれるか。いまから期待と不安です。

●意見交換といえばわが会派も、春日台のタウンカフェで、5/7によろず交換会。これもよろしくネ。 ( 担当: 熊坂 090-5785-1199 )

●お知らせといえば、ウクライナのミニ国旗、国旗柄のマスク、バッヂ、T シャツやなど作ってる方、それと日本語のウクライナ国歌のCDなどを探してます。知ってたら教えてね。

●3面です。この頃、世にフェィクが氾濫で、ぼくもついふり回されます。それで書きました。とはいえ、3面中の「給食代の値上げ」は、フェィクではなく、説明上のたとえです。文を、文脈でなく、単語で読むとフェィクになります。これに困るぼくでもありました。

2022年4月12日火曜日

●今回は、以下主にお知らせ

 ①よろず相談会

場所:春日台タウンカフェ(2F)

日時:4月16日、5月7日 ともに土曜 13:00~

主催:会派・あいかわの聲(担当:熊坂)

   毎回1人30分、お話を伺いますので、是非熊坂崇徳(090-5785-1199)へ連絡を。

②議会の意見交換会

場所:庁舎の議場(2階)

日時:5月20日(金)19:00~

主催:愛川町議会 (問い合わせ:046-285-6927)

内容:議会活動報告と意見交換

③私的お願い

ウクライナのミニ国旗、国旗柄のマスクやTシャツ、バッジなどを作ってくれる方、それと国歌の日本語版のCDの入取方法ご存じの方、是非とも教えてください。ウクライナ支援のために使います。

④来週には「これでいいですか愛川町」をブログに掲載予定です。主な内容は、3月議会報告、ウクライナや町長選への思いです。

⑤なお、ウクライナへの誤報が多いので、6月には「ウクライナ大人の常識」を特集として載せる予定です。


2022年3月29日火曜日

●ウクライナ、そして3月議会など、2月中旬からのほぼ1か月の事

 ●ウクライナ ~侵攻されているけど~

2月24日以来、メディアが連日騒いているけど、日本人はあまり知らない。メディアのせいか、それとも私たちがミーハーすぎるからか、すな猫は知っているけど。そこで、今回はアラカルトにおさらい。

・ウクライナ① ~まずは中学生並みに~

国土は欧州で3番目に大きく、首都キエフ、冷涼な穀倉地帯にあり、小麦とひまわりで有名。国旗は青と黄の帯だが、人種がロシア人とウクライナ人とが半々だから、とか。実は嘘。多人種も少しいる。ソ連の崩壊で独立。ついでに加えると国旗はそれで生まれたが、ロシア人=青色の部分は大きくなかった。大きくしたのは、将来侵攻するための布石だったと思えてしまう。

・ウクライナ② ~侵攻の舞台裏~

ゼレンスキーの作った劇団「第95街区」が人気となり、やがて彼自身が主人公になる「国民の僕」が大ブレークし、人気が爆発し、現実にも彼が大統領になってしまったこと。そこでその「国民の僕」だが、主人公が汚職と戦うストーリー。かつてナチに苦しみ、スターリンに苦しみ、そしてプーチン下のロシア人に苦しめられたきたウクライナ人には楽しくてたまらない。反面、プーチンにはこの上なく苦々しいのです。現実にも大統領になられたりして。

・ゼレンスキー ~生い立ちなどは~

正式名は、ウラジーミル・アレクサンドロヴィッチ・ゼレンスキー。1978年1月生まれ、44歳。身長171cm。ユダヤ系ウクライナ人で出身地はウクライナ東部だが旧ソ連生まれ。宗教はウクライナ正教(つまりユダヤ教)。現・国立キエフ経済大卒だがその後は芸人。妻はオレーナ・ゼレンスカ。

・ウクライナ③ ~侵攻はどうなるの~

侵攻後、どっちが勝つかと訊かれるが、じつは「不明」が正解、というか戦争は不明だから起きます。言えるのは、すぐ勝つと思ったプーチンの誤算。ナチとスターリンとペレストロイカ以降をよく知るウクライナの士気は高い。NATOも習近平も勝敗が不明だから様子見。それが戦争です。だが、体験から2つ言えます。あの"プラハの春”の頃、ぼくはプラハに医師会の人たちと現地にいた。町の人達は「間もなく自分達はソ連から解放される」と華やいでいる。その夕方、2つの噂を耳にする。「ロシアの戦車がこっちに向かっている」「ウィーンへの道路が渋滞だ」。うん、危険か?それでぼく達もすぐウィーンへと向かった。翌朝、ぼく達がそのウィーンで見た新聞には泊まったホテルの前にあふれるロシア軍の戦車の写真であった。チェコ政府は無抵抗で、敗れた。発砲はなかった。戦争は避けられた。代償は、その後数10年のソ連の統制でした。ソ連撤退の意味です。あと一つ、ヴェトナム戦争の後半、縁故があり、ぼくはサイゴンのマジェスティックホテルに泊まった。遠くから大砲の音がしたけど、戦争が見えない。代わりに水上スキーを楽しむ人などを目にした。そこで、時に西の戦地へ出向いた。米軍の被害者はよく目にしたが、ヴェトコン(北ヴェトナム軍)の被害はほぼない。調べると、村人がヴェトコンに米軍の動きを知らせているようだった。これじゃアメリカは勝てない。しかし、日本でそんな報道を見たことがない。戦争の結末は"現地”にいないと見えにくい。

以上、の体験(?)からぼくがウクライナ侵攻について予測できることです。

①ロシア軍が勝っての侵攻停止は、即ウクライナを地獄化するでしょう。

②しかし、歴史的にその可能性は少ない。侵攻を長引かせての成功例はほぼないのです。

③そもそもロシア軍は引け目でぺっぴり腰で、ウクライナ軍は元気で、エールを送られている。

④但し、例外があります。プーチンの暗殺、ゼレンスキーの暗殺、NATOの裏切り、中国の裏切り・・。故に予測不能。

・ウクライナ④ ~いま日本のすること~

戦況が日々変化しています。世界も動いています。従い、すべきことも日々変わります。正解も時点時点で変わるので書けないけれど、その一端は後でふれます。

●核共有の是非 ~ふん、是も非もない~

ウクライナ侵攻のせいか、共有論(米国との核共同運用論)の声が大きい。一方、それへの反発か、若者は「核禁止」で対抗だ。その飛ばっちりで、どっちが正しいのかと訊かれ、困ってしまう。結論から言う。どっちも正しくないのです。バカもん!証拠がある。共有論にしろ、禁止論にろ、50年以上叫ばれているけど、世界には持つ国と持たない国とがあり、どっちかではないからだ。どっちの説得力もないからだ。そもそも世の中は複雑で、二者択一で解決できるものなど、ほぼないからです。そこで両者にもう気づいてほしい。そもそも今回なぜ共有論と禁止論とが再燃したか。冒頭にも書きました、「ウクライナ侵攻のせいか」と。仮に戦争がなければ、共有論も禁止論もへったくれも要りません。世界に戦争がなかれば核兵器は無用です。禁止と喚くことはない。共有を望むこともない。両論の前提が戦争なのだから。本当にあなたたちが語りあうべきは「どうすれば戦争がなくなるか」です。メディアも気がついてないけど。その戦争あるいは紛争、平和を目的に生まれた国連ができた数年後から、およそ70年も続いています。しかも悲しいことに国連は大きな戦争に対して程、無力です。なぜでしょう。あなたたちが語りあうべきはそこです。その「国連はなぜ無力か」です。この答えも単純ではありません。国家間にはやっかいな利害関係があり、単純ではありません。それでも国連に解決力をつけるヒントはあります。

国連、国際連合は設立時から制度に間違いがありました。戦勝国で創ったので、何かことがあったとき、自分たちが不利にならない組織です。色々ありますが、その最大がいわゆる"大国の拒否権”です。極端に言えば、それがある限り世界の平和はないのです。核禁止の大好きなあなた、核共有に熱いあなた、そのエネルギーを国連改革に向けてください。それこそ、敗戦国で被爆国の日本人の役割なのだから。

●3月議会は ~出だしは迷走でも~

・3月議会はふつう町長の施政方針に始まる。が、今年は町の最上位方針の第5期総計画の最終年です。ということは、この数か月で次の第6次計画ができるだろう。が、できてからそこへ議会の要望を入れてもらうのは難しい。そこで議会は要望案を作るべく検討会を立ち上げたが・・・、課題が多すぎて、いまも入口でモタモタ、さてどうなるの?迷走①かも。

・次が先のロシアのウクライナ侵攻です。24日始まったが、不安は数日で世界に広がる。わが町でも騒ぐ人がいて、何人かがぼくにも「愛川からもロシアへ抗議を!」の声。むろん会派として速行に動いた。3月1日、遅くとも10日には議会で「侵攻の中止」くらい議決できると信じたが・・。が、順調なのはそこまで。反対者がいたり、気のない人も出たり、代案が出されたりして。結局、ほぼ原案の方向で決着の見込みとなったのは数日前。政令市以外ではトップの「侵攻反対」の表明予定が、県内ラストクラスになりました。誰かさんへプリプリです。

・そして迷走の③です。3月3日は、6月の町長選を前に一般質問に応えて町長が出馬表明。そこにTVカメラが入る予定。だが、その取材の話は消えました。感染対策の為でした。

・さて、そんなでしたが、あとはまぁまぁ。ぼくが年なりに言い間違いをしたり、もたついたり、あるいは一般質問が少なかった(9件)以外は。なお陳情はなし。全員協議会はやはりワクチンの3回目接種日程報告中心。

・最後はぼく質問・質疑

一般質問の一項目は「ごみの減量化、資源化」。理由はごみといえばカーボンニュートラルとかレジ袋が騒がれているけど、それ以前に、まだまだできる減量化・資源化ができていないから。むろん成果のある先進地の事業の紹介に力を入れました。あと一項目は「外国人と共生」です。念頭に外国人のワクチン未接種問題がありました。真の国際化・共生化とは、一緒に食べたり、歌ったり踊ったりではなく、それぞれの生活や文化が見えることです。それが外国人の感染も減らします。そのためのヒントを並べました。

という訳で、今回はここまで、以上3月24日現在。ウクライナ侵攻から丸一か月ゼレンスキー大統領の国会演説の翌朝です。そのウクライナの支援についてぼくなりに検討中ですのでよろしく。

2022年3月28日月曜日

●ブログ更新。オミクロン、パラリンピック等。

 ●オミクロン① ~壮大なロスタイム~

この関係で町からの報告といえば、接種率とか、いつ接種できるかの話ばっかり。ふん、聞いてなんなのさ、数日後は町民も知ることだし。肝心の、なぜ町の感染者が減らないかの説明は抜き。壮大なムダ話です。

●オミクロン② ~減らない原因は~

減らない理由は多様だか、県内にかぎり、感染率の高止まり地区は主に3種類。まず、老人ホームや介護施設など。原因は”集団恐怖症”か。体操教室は中止だし、談笑の機会の激減。運動不足とストレス増加で年寄りはフレイル化。はよ、見直せ。次は、外国人とくに不法滞在者の多い地区など。原因は明解。かれらに接種の機会が少ない。ある医師の嘆きです。「電話を受け、アパートへ行くと、2人用のアパートに不法滞在者が7,8人。ギェーッ怖い。」その次が医療機関と保育園など。これは分かりやすい。前者は感染者が集まる場所だし、後者では外国人の子どもが多いところが少なくない。もう対策は見えたと思うけど、ふつう自治にそうした現状は見えていない、う~ん。

●パラリンピック ~参加こそ意義~

両脚や片手がなかったり、目が見えなかったりのスポーツ。こうなると、他人とではなく、自分との闘い。そう、メダルなんて二の次。そのなんと爽やかなことなのか。観ていると、日頃、なんでも他人のせいにする自分が恥ずかしい。まさに参加自体の意義が歴然。クーベルタンさんも喜んだかも、「オリンピック精神がまだ生きていたか」と。にしても、コロナやウクライナで、注目が減ったのがいかにも残念。

2022年1月14日金曜日

●活動報告書 これでいいですか愛川町(紙面版1ページ目)

 ●今年こそ  ~ 前向きに肯定的に建設的に ~  

まずは、あけましておめでとうございます。 こころからそう願う。思えば昨年はコロナに明けオミクロンで終りましたが、むか しは疫病や災害で一年間を乗りきるのは至難でした。そこで年が明けると、無事に 乗りこえたと「おめでとう」の言葉で互いを励ましあったのです。 とはいえ、今年も大変そう。オミクロンの心配だけでなく、町政にも課題が山積み。そこへ夏には町長選挙ということで、その総括としての新年度の予算はどう組まれるのか。気の許せないことも多そうです。だからって暗くなってはまずい。祖先は 長いトンネルの先に灯りを見て生きてきました。「おめでとう」と励ましあって。2年もコロナが続くと、つい悲観的になるけど、たとえばイベントの中止も多い けど、たぶんそれは間違い。人は心配だけでは生きれない。心配をぶっ飛ばすのも「お めでとう」の知恵でありました。何事も正しく対処すれば心配いりません。前向きに、建設的に、肯定的にいきま しょう、今年は。そう祈る正月の3日間でありました。 

●12月議会は  ~ その前に色々とあったが ~  

12月議会といっても10月や11月の影響を受けますので、10と11月が重要。 その間、衆院選やコロナピークもあったが、大きかったのは役職改選で「聞く力」の 渡辺基さんが議長になったことかも。来・退庁が自家用車、議長室のドア開放の、“ 開 かれた議会 ”が売りの方です。 詳細は省くが、その点だけでも、議場の雰囲気は変わりました。何んというか、そ れぞれが思ったことを、言いたいことを自由に言えるというか…。私事ですが、ぼく など血圧が大幅ダウンです。まだ今後については未知ですが、言えそうです。議会は 言論の府です。してみれば議長の大きな仕事の一つは議員の発言の自由の担保です。 どうやらそれができそう。その点でも今年は前向き、建設的、肯定的になれそう。ぼ くの未来は提案型なのですから。

●活動報告書 これでいいですか愛川町(紙面版2ページ目)

 ●独断  ~ されど・たかがのオミクロン ~

 オミクロンが猛威をふるいだした。警戒してください。メディアは連日、国のエライ人だかのそうした警告を伝えはじめた。ぼくにはさっぱり意味が分かりません。 猛威って何ですか。たとえば、一国、一県、一市当り、あるいは一日、一週間当り 何人が感染することですか。また警戒っていうけど、すでに国民の9割は警戒してい ます。この上何を警戒するのでしょうか。  しかしそんなこと言えば笑われる。猛威の科学的基準など訊くなんてとんでもない。 米中やEUのオミクロンを見て、日本は安心と叫べば頭が変と言われかねない。そこで、小さな小さな声で呟く。その思ったことも言えない世、同調圧力に怯える世、 それこそがパニックで、猛威とはそのパニックです。それを警戒してほしい。 そして秘かに想う。科学者はいま冷静に新薬開発などに取組んでいる。実現の日は 近い。真のリーダーやジャーナリストは、自分の失敗の予防線みたいに、国民の不安を煽ってはいけない。自らが光となって収束の道筋を照らしてほしい。敵はされどオ ミクロンだが、たかがウイルス。負けてどうするの。

●ぼくの一般質問とその願い

12月の議会では10人が質問しましたが、ぼくも2項目、中身はブログで報告済 みですが、見れない高齢者が多い。以下、その概略です。 1つは「子宮頸がんワクチン」関係です。ご存知、8年前に副反応問題のあったワ クチンですが、最近、厚労省はその再開を通達しました。しかし、がんの現状もワク チンの有効性・安全性も、かつての被害者の現況も国民は知りません。そうしたこと が「よく分かる」べく、やりました。詳細は町のHPです。 もう1つはDX、いわゆるデジタル社会化です。国は力を入れていますが、その国 自体がまだ手探り状態、自治体もやや混乱。まして年寄りには「さっぱり分らん」に 近い。まず「DXとは何」からはじめて、デジタル社会での年寄りと自治とを結びつ ける道筋を示しました。それがスマホオンチでもある高齢者のぼくの役割と思ったか らです。効果は不明。

●活動報告書 これでいいですか愛川町(紙面版3ページ目)

●偏見  ~ あゝ勘ちがいの町長選 ~ 

冒頭でふれたが、この夏に町長選があります。そのためでしょうか。よく訊かれます。もう小野沢さんで決まりですかとか、どこかに出てくれる人いないのかとか、やはり無投票になりますかなど。すべて勘ちがいかも。選挙は、町民の町民による町民のための制度で、主催者は町民です。対立候補の有 無も関係ありません。現役しかいなくても、よければ支持できるし、悪ければ対抗をみつければよい。あくまで主権者はあなたです。さて、現状は小野沢さんだけで、かれは3月議会の予算で今期の総括をするでしょ う。私たちの評価は、まずそれを見てからか。そして、そこに一つ加えれば、新聞報道とちがい水面下に候補者探しの動きもあり ますが、それが表面化するかは、これも3月議会次第です。キーワードは、小野沢さんはほんとうに町民の立場にたった町政運営をしてくれるか、です。時代は「行政タタキ上げが安心」から「誰が民間感覚か」に移行してます。そこを間違うと一波乱ありそう、何しろ、主権者はあなたなのですから。

●その他  ~ 12月あれこれ ~ 

●要望、陳情、請願がズラリであった。中に、審査対象でない「ウイグル人弾圧」への抗議も。逗子市はそれを重く受けとめ、国へ中国への抗議を求めた。うん、その手を失念で残念。 

●陳情といえば相変わらず欲ばりすぎ要望が多い。一つひとつ裏をとって審査するには時間の不足。結局は採択できなくて、これも残念。 

●残念は補正予算にも。その補正は中身が何点あろうと一括審議です。中に不適切と思える案件があっても、それだけ反対にはできません。こちらは無理矢理に賛成の残念かも。

 ●この期間の研修に“ 渋沢栄一から学ぶ ”みたいなのがあった。が、ぼくの年齢だと 栄一への敬意への余熱を浴びている。栄一とは企業に国家と国民への責務をふき込ん だ人、という敬意です。研修はその点を欠いていた。

●良かったことも 1 つ。それは県議の選挙区域の変更の動きを察知したこと。勝手に決められないよう、県に要望書を出せました。 まだ色々あるけれど、以下は略です。

●活動報告書 これでいいですか愛川町(紙面版4ページ目) 

●ミニ・ノート  ~ 究極のコロナ対策は ~ 

●正月に3冊読みました。その中の1冊は沢渡あまねさんので、内容は「日本人はなぜギスギスしているか」です。結論は、経験と習慣で生きているから想像力も多様性もなく、思いやりもなく、多様性が見えない、だろうか。 

●それを背景にして一面では町長選にふれました。選ぶ人も択ばれる人も、ほんとに今まで 通りでいいですか。自身過剰はないですか。他人任せはないですか。無責任はないですか。 

●今まで通りと言えば、成人式は和服のおしゃれコンテスト騒ぎでよいのか。歴史をふり返 れば、成人式の本来は、静かに自分を見つめ、大人になる責任感を決意する日でしたネ。 

●あと一つ。卒業式の“ 馬子にも衣装 ”もイヤですね。嬉しいのは本人と家族だけ。着飾れ ない貧乏人は傷つくかも。なぜ先生はとめないの。これも想像力の麻痺からだろうか。

●戻って2冊目はグリュックさんの「野生のアイリス」。ノーベル文学賞の詩集です。中身は、アメリカ文学だが、日本の短歌や俳句の世界と通底してます。人間が究極的にいきつくのは自然との共鳴かも。こころを洗う。 

●2面のオミクロンです。昨年11月、ぼくは発生と同時に発信してます。「勝負は水際作戦だ」 と。にもかかわらず、米軍へ配慮が市中感染を拡大。怒りで書きました。医師会、政治家、財界よ。あんたらに国民へ警戒を促す資格はない。失敗から学べない己に警告を。

●もう1つ怒り。接種証明が話題の3ヶ月ほど前、ブログでふれてます。「年寄に手続きしにくい、広まらない。接種済みバッヂを作って」と。結果は案の定。ちなみにぼくのコロナ 予報は国と比べると7勝1敗くらいです。 

●3面の「12月あれこれ」のオマケ2つです。桜台青少年広場の防球ネットがバイクを倒し、 賠償の支払い。目撃者不明で警察への届けなし。田代では、議案が出る以前に公園に遊具施設の要望があるチラシの配布です。議会では、時どき、はてさて不思議があるのです。 

●県議の選挙区の変更の件など佐藤県議がしっかりと報告のチラシ配布。これは評価です。 

●1月15日と2月19日、ともに13:00より春日台のタウンカフェで「愛川の聲」の 主催のよろず相談会。町政への要望を言える機会です。皆さんの参加を待ってます。