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このページは愛川町議会議員玉利まさるのホームページです。
現在、最新(2015年7月から)の更新はこちらで行っております。
2015年6月までの記事は玉利まさる@愛川町の内視鏡(旧ページ)に残しますので、どちらもよろしくおねがいします。
                   編集子 K



2022年11月21日月曜日

●議員研修 ~データが命か~

 11月に入り、幕張で研修です。テーマはいずれも町づくり。講師4人の中、3人が学者で、話は多量のデータの分析を使い進行。数字こそ真実で、根拠で、説得力という訳だ。しかし、使い方はマチマチ。仮に「人口と経済」で言うと、一人はその関係性の説明に、もう一人は人口減が経済活性のチャンスになる説明に、そしてあと一人は人口増が経済停滞の原因になる説明に使われた。その為か、想う、私たちは議会で提案するとき、データを使わない。時間がないは言い訳で学んでないし、分析できない。行政も似たもの、都合よく理解し、事業の根拠に使う。しかし、住民のほとんどは自治体のそんな状況を気にしない。私たちは、データに隠れた成功例も失敗例も気にしない。市や町や村よ、どこへ行く。

●学んで一文・笑顔十両  ~では?~

今回の講師の一人は"地方消滅”で有名な藻谷さん。10年以上も前に知り、勝手に僕は藻谷塾生です。藻谷式データ分析をまね、これまた勝手にコロナ分析に使い、ブログで対策を発表したりです。が、反応はイマイチ。なぜか。"人は学んでいないから”と思い込み、が、もう一人の学者でない講師は、その藻谷さんが里山資本主義で全国に広めた会社の社長さんです。ではなぜか藻谷さんは社長さんを紹介したのか。話はそれほどうまくない。だが、実績がすごい。彼の会社はたちまち急成長。大雇用を生んだり、町を金持ちにしたり、などなど。人口減も止めました。今回、改めて社長の話を訊き、ハッとした。ぼくの学んだ話など、住民にはどうでもよい。自分が儲かる訳ではない。彼は笑顔で儲け話をしたのです。ぼくみたいな知識の押し売りはゼロ。「だよね」とわが家の甘え上手の猫が言う。それよりおいしい餌をくれ。スリスリ千両。