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このページは愛川町議会議員玉利まさるのホームページです。
現在、最新(2015年7月から)の更新はこちらで行っております。
2015年6月までの記事は玉利まさる@愛川町の内視鏡(旧ページ)に残しますので、どちらもよろしくおねがいします。
                   編集子 K



2023年8月18日金曜日

●拝啓・黒岩様 当事者目線というけれど

 知事、あなたは当事者目線を重視しています。やまゆり園の事故は当事者の見落としという認識でしょう。そこを改善し「共生社会を実現したい」でしょう。思いはよく分かります。では、その実現の目途はどうですか。私のささやかな体験に照らすと「目途は立たない」でありました。理由から話します。私は、やまゆり園の当事者にくらべれば、虚弱児という軽い障がいや学力の遅れ、その他を抱えていました。そのために相当いじめられ、バカにされた育ちです。世間の理解なぞほぼなかったのです。救いは、親の理解、似た境遇者同志の励ましだけです。父は、肉体に関しては「1に運動、2も運動」で、学力に関しては「好きな女の子の名前が覚えられるから心配ない」です。母は、健康については「できるのは食事の管理だけ」。勉強では「意欲(競争心)が出るまで待ちましょう」です。ともに「なせばなる、なにごとも、いつか必ず」でした。早い話、当事者の自助任せでありました。それで私がどうしたかは省くが、世間並みになるのに10年、15年とかかりましたが、後は加速度がつきました。以下、その体験で得た知見の一端にふれます。

 まず当事者自身についてです。その当事者の範囲が広いので、ここでは障碍者についてとなりますが、その範囲(種類や障がいの重さ)も無限です。一口に当事者目線というけれど、当事者の範囲が無限です。中に自己表現できない方も含みます。生きるだけで精一杯の方、いきがいを見つけたい方、手に技術をつけたい方と千差万別で、親のニーズも然りです。知事、してみれば、あなたの仕事の第一歩は、世間に働きかける以前に、障がい当事者を把握し、体系的に分類・整理できる組織をつくることではないですか?それをやれる職員や専門家を配置することではないですか?私は、かつて600万人とも言われる戦争障碍者を生んだベトナムの施設を訪れたことがあります。そこでも最初にしたのが当事者の体系的分類的把握でありました。そこで学んだことは、後に私が学力遅れ教室をつくる基礎になりました。

 知事、次にやるべきはもう明確でしょう。当事者に2番目に近いのは、親と園のスタッフです。きちんと把握できていないので、目標もあいまいで、両者に齟齬が出ました。そんな園を、まして住民が理解するのは無理です。親と職員とが、理解して、協同して目標を設定することが重要です。私はそれを共助と呼びますが、知事の仕事はその体制づくりだと思います。相当な財政負担と認識していますが、それが公助です。そして最後の3歩です。それは、目標を明確にして、具体的成果をあげることです。ここまで来れば安心ではなく、ここからが大変かもしれません。コロナでもマイナでもそうでした。コロナでは目標自体があいまいで、迷走しました。マイナは、成果以前にトラブルがありました。世の中は、理解力が弱くても批判力は強いのでしょうか?知事、私は、人が当事者目線になるから共生社会になるのではなく、成果がでるから共生社会になるのだと思います。是非、頑張ってください。

 終わりに蛇足です。この原稿は終戦記念日の翌日に書きましたが、新聞を見てがっかりです。お国のために戦い、息子を亡くした方の多くは核抑止力の平和を祈っていました。原爆で子を亡くされたお母さんは核なき平和を祈っていました。78年経った今も両者が相手の立場で考えることはありません。当事者目線は相手の目線です。ちなみに私も当事者目線ですが、私の目線で読む人は少ない。遥けき旅なのか、だから知事の成果を祈ります。成果がその壁を破るでしょう。

2023年8月16日水曜日

●ぼくができたこと・できなかったこと

 ●誰一人取り残さないというけれど・・・ ぼくは虚弱児で生まれ生活困窮家庭育ちです。それに高齢者が加わり、社会的弱者の当事者になりました。その立場に立ち「誰一人取り残さい」難しさが見えました。 そこでぼくのできたこと・できなかったことは沢山。 ※一部を紹介します。あなたの判断材料になれば嬉しい。

1,災害対策 自腹で対策をする方に助成ができるようにしました。でも町の対策は不十分です。たとえば災害ボランティアと行政区との連携など 遅れています。

 2、稼げるまちづくり ふるさと納税で増収等を提案しています。 偶然もあり、成果が出ていますが、まだ不足しています。だから儲かる企業、起業家の育成も提案したい。じっさいその案のある町に人口減はないのだから。 

3、盛土の危険 町議会でいち早く町に認識させました。でも山間部に危険地があります。三増には農地にゴミを捨て、それを隠す偽装盛土も。

4、共生社会 LGBTでは、国会より1年早くトイレ、風呂 の使い方で提案しています。が、町の障がい者認識は遅れています。まずは町の議会が当 事者意識になるべく、多様な切り口の提案をしたい。

5,人・農地プラン ぼくの提案もあり、人への支援や農地整備 が進んだ段階です。が、根本は「儲からなくて農業離れが起きました。」これからは、いろんな稼ぐための農業施策を提案していきたい。

6、囲碁・将棋の町づくり その効果は大きく2つ、高齢者においては絶大な認知症予防です。若者においては、中学校で初段なら受験で苦労しないです。膨大に実証したけど、理解なし、さてどうする?

7、高齢者福祉 高齢者の移送に努力しました。でも、低い年金、少ない支援金ほか課題がいっぱい。とくに老人福祉施設の老朽化など気にかかる。

8、ごみ処理問題 8年ほど前から、ぼくは「プラごみなど、再生されていない」と訴えています。その結果もあり、ペットボトルは再利用されるようになりました。が、ごみは自治体の知恵くらべです。紹介すべきはまだ沢山あるのです。 

●正しい候補者の見つけ方

● 挨拶回りで政策を語らない人、ゾロゾロ人を連れて歩く人、よく働いた、ためしなし。

●「あの信号オレが付けた」とか、区長のする仕事を語る人、実績はその類ばっか。 

● ライバルを悪く言って歩く人。言うほうも言われるほうも、大方はよく働いていない。

● 選挙のビラが立派な人ほど働いていない。身なりの立派な人が詐欺師なのと似ている。

● 政策があっても町の政策を並べている人は働かない。議場で「聞くだけ議員」の特色。

● 告示前後に辻立ちや演説のない人もふつう働かない。やがてヨイショ専門家か。

● 告示から大音響で名前を連呼する人も不可。大方はたんに町議や議長になりたい人。

      ※あえてオーバーに書きましたが、結構当たります。

●あなたが変われば 町が変わります

 「議会を傍聴して」と言うけれど 

ぼくも長いことそう訴えてきたけれど、じつは町民がよく傍聴する一般質問で分かるのは議員の居眠りくらいです。肝心な議員の提案の意味が分か るのに3年ほどかかり、まして傍聴のない質疑で 議員の活動は見えません。だから、ほんとはどの 議員が頑張っているのか見えないのです。

「議会の改革を」とも言うけれど 

だから、ぼくは「議会の見える化」も訴えてきま した。しかし、じつはこれもあまり進んでいません。働かない議員に見えたら困ります。さほど活動しないで報酬をいただく、これほど気らくな商売はありません。

「働かない議員」と言うけれど 

だから選挙があなたの暮しを変えてくれます。そうした働かない議員を落選させてくれます。 皆さん、だからぼくは「正しい候補者の見つけ方」を公開 します。ぜひ読んでください。投票権があるから あなたが偉いのではなく、それを正しく行使する からあなたは政治の主人公なのです。正しい一票 があなたと町を守ります。

●なぜ4年に1度かは言うまでもありません。4年もすれば世の中もあなたの生活も変わります。 議員も初心を忘れ、世渡り上手になっていきます。 その時だけ「働いてきたふり」は得意なのです。