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このページは愛川町議会議員玉利まさるのホームページです。
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                   編集子 K



2016年4月8日金曜日

●2月22~29 何かが動き出したけど

 今週の動きは、地元雑誌のための原稿(エッセイ)書き、収入ないけど確定申告、すこしはやるぞ、不便だし、というわけでパソコンの基礎の基礎の学習。そして大磯の木食同源にたった木製品展の見学。それから、3月議会の「ここが注目」についてぼくの意見広告の新聞の折り込み原稿、などなど、春になりなにか動き出したみたいです。

 つぎに新聞ニュースです。まず気になるのが“高校進学貸与、月5.2万円” これ、なんでしょ。困窮世帯の支援強化というなら呆れる。ぼくも議会で「子どもの貧困」を扱ったのでしているけど、困窮世代の中心は母子家庭だし、その家計はほぼ生活保護者並です。そして原因の多くは“逃げた夫はふつう子どもの養育費も払わない”です。お金持ちの厚労省の役人には何も実態が分かってない。貸与では怖くては借りられないし、そもそも5.2万円ではやっていけない。ウーン。

 次に「民維合流」ってなんですか。これ、そもそも野党、特に民主党の低迷は党内のゴタゴタに離合集散による。民維合流だって、多くの国民には「それって今度は大丈夫なの?」です。まずはゴタゴタを見せない体質になるのが先決でしょう。でないと民主党の応援はしにくい。

 一方。自民党も困ったもんです、結果力は買うけど、アダムズ方式の先送りってなんですか。諮問の無視です。なら、はじめから有識者会議などに諮るな。そもそも国は審議会をまるで政府の追認機関としているから、こんなこともおきます。もっとも地方自治体の審議会とか検討委員会なぞ、もっと御用色が強いけど。

 で、腹が立ってきたのでニュースは終わり。

 なお、29日は新年度の第一回目ということで、ほとんど議案説明の一日です。日程が53項目もあるけど、そのなかの18件が行政区への児童館の指定管理の指定です。とはいえ、もともと愛川町の場合、行政区自体が法的に行政区なら指定管理はいらないし、じつは自治会というなら、やはり指定管理者とすれば予算上の扱い方がわかりにくい。なんだろう。

 まあ、それはともかく、人口減対策元年なので、予算、総合戦略、5カ年計画、そして施政方針が相互に関連していて。似た説明が続いて、ヒエーというわけで、ぼくは傍聴を途中で退席です。そしてサポセンに寄りライブ中継で見たけど、相変わらず、画像が動かなくなったり、消えたりでありました。これもヒエー、です。

 あゝ、しんどの一週間でした。

 あと読書ですが、多忙で、息抜きのものを2,3冊。紹介するほどのものではなかったです。

 そうそう、もう1つ追加です。タウンニュースによると、「半原水源地の今後を考える会」が開かれたとか。さて、何が出来るだろう。この水源地を含め、旧愛川地区の活性化の話はもう何年もくすぶっているけど、少しも進展がない。そのためぼくも業を煮やして組織を作り行動することを提案したことがあるけど、地域の活性化は選挙用のタテマエなのか、古い町議によけいなことを言うなと叱られた。ぼくは「考える会」から声がかかってないので不参加でしたが、成功を祈るのみです。なにしろ行政や議会の本気度が見えませんので。



3月1~6 疲れ多忙か、ボケなのか

 いよいよ議会の本番だけど、ボケの一週間。まず月曜日に財布を落とす。コピオの久美堂で本を書い、ベンチで横に財布を置き、パラパラめくる。そこへ知人が来て、話しかけられ、席を立つ。財布を置いたまま。で紛失です。翌日も次の日も似たようなので、カバンとケータイの置き忘れ。これはどちらも店内のことなので出てきたが、この期も小さなミスをちょくちょく。ああ、多忙か粗忽か認知症の初期なのか。サンリンボーでした。

 さて、月曜火曜は一般質問です。注目は人口減関係に町議や町民の関心が熱いか。残念、一般質問13点(35項目)中、直接間接にふれたのが3件のみです。傍聴者数も普段と変わらず。注目といえば、馬場町議が4年半ぶりに質問したぐらい。

 そこで、雑把な中身です。人口減にふれるのは、山中町議の25年問題(団塊世代が高貴高齢者になる時期)、渡辺町議の総合戦略(主に交付金の活用)、それに少し触れるのが佐藤茂町議の都市マスタープラン(人口とのからみはなかったが)でありました。

 他は、いつもどおりのテーマや訊くだけや軽い要望でありました。(で、より詳しくは例により新聞折込で配布の予定です)

 なお、傍聴できなかったぶんはライブ傍聴でしたが、あいかわらず中断が多かった。10何回まで数えたけど、バカらしくなってやめたほどです。

 そうそう、物忘れが酷いといえば、対策として木曜はかなり十分寝たけど、効果なしなのか、日曜日も仲間との河原の清掃も忘れて、寝過ごし、うんボケでなくぶったるみでありました。

 あと外出といえば、高校受験の結果が揃ったので、知人に祝いを配って歩きました。長年塾を経営してきたので。中学生にとり合格がいかに嬉しいか知っていたから。因みに、ぼくの教えた子3人は、学校に海老名、厚木東、そして厚木北高の受験を迫られていたけど、それぞれに平均46点で厚木、42点で海老名、そして本人申告34点で北へ合格。「ヤッタネ」で2ヶ月ほどの家庭教師を解放されました。

 で、今回のニュースは辺野古移転訴訟和解です。経緯からありえない話です。だからって「選挙対策か」の記事はいかがでしょう。メディアが憶測を記事にするとは、悪い癖です。

 一つ不思議です。某町議より農業体験したい方のやすいアパート探しを頼まれました。でも人・農地プランの叫ばれる折、就農者の家探しは農政課の仕事です。しかも空き家の多さは町の悩みです。でも、その町議いわく、「空き家バンクの所管は農政課ではないので相談を断られた」 えっ、まさか、もしかして縦割り行政の弊害か。信じられない。ぼくなら農政課をとおして話をつけられるけど……。

 最後に今週のイチ押し本。それはいとうせいこうさんの「想像ラジオ」です。おりから3・11の5年目ですが、その風化をおそれ、死者と残されたものとの新たな関係を訴えた本です。出だしは正直読みづらいけど、最後は目からうろこで読了しました。自分が鈍感かナイーブかのバロメーターにもなるでしょう。毎日の新聞の事件事故が他人事の方には意味不明の本ですので、念のため。



3月7~13 ~ただじれた1週間~

 週明けは愛川町議会の個人総括質疑の傍聴でスタート。といっても雨なのですべてライブ中継傍聴です。町の機器も協力してくれたのか、珍しくトラブル無しでした。

 さて、質疑者は6人で、共産の2名以外は各会派から1人づつ、まるで会は代表質疑の体でした。たしか4年前の同じ時期だと公明さんが発言していないので進歩ということか。でも公明さんといえば、新人が前回につづき質疑していないので、少し寂しいかも。

 ただし、あまり書くことなし。条例はたくさんあったが、法改正に寄るもので質疑なしだったし、補正予算案件はいろいろあったけど無論説明を訊けば済むものだったし。そんな次第です。

 でも、あえて加えると、法改正によれば何でもオーケーかはやや疑問。たとえば人事院勧告による給与改定がそれ。そもそも人事院が改定の資料にしている基準データがむかしから民間の給与の実態を反映してないと言われる。議員としては、国へ苦言の意見書を出す気概も欲しいと思う次第です。

 ともあれ、本日テーマの議案(条例、補正予算、指定管理者の指定など)はすべて採択されました。

 中一日あけて9日です。冷たい雨の土砂降りということで、自宅で会派代表質問のライブ中継で傍聴です。ん、ん、この場合は傍観か。

 さて、中身です。この時期の代表質問ですから5人。小倉、熊坂(崇徳)、小林、渡辺、そして井出の5町議が予算や施政方針などについてあれこれ質しました。で、メンバーを見ればわかるとおりに、個人総括質疑とダブリなしで、あたかも分業です。あれと思うのは、監査役の井手町議の登壇で、結局、新人では岸上町議だけ質疑なしです。

 あとひとつ、それぞれがかなり多面的に、そして大きな問題を多角的に取り上げたのは良いとして、さほど意見なし、要望なしでは何でしょう。今回の目玉の総合戦略に苦言の一つもないとは何でしょう。そして、新人の手本になるべき某ベテラン町議、代表質問の本旨「議案への疑を質す」を忘れ、通告書から脱線するやら、質問事項の順番があちこちになるやら、ほとんど持論の展開になるやらって何でしょう。

 相対的に見て、熊坂、渡辺両町議が順当。共産・公明が「らしさ」も含め妥当でありました。にしても、総合戦略の目標値への質疑が皆無だったのは無念です。

 つぎにここ3日間にあった気になるニュースです。まずは広島の中3の三者懇談(ふつうは面談)日の自殺です。報道では万引き歴誤記が誘因とされるが、果たしてそうでしょうか。じつは、この三者面談はむかしからかなりの数の親子を苦しめる制度の一つです。たまたま起きた万引き歴の問題を追っても根本の解決にはなりません。ぼくがかつて進路指導に関わっていたときも自殺未遂が3件、自殺が1件あり、それはその懇談(面談)のあり方に関係していました。本質は「どう面談制度を健全化するか」ですが、いまは触れません。新聞に訴える記事を書く予定ですので今しばらく待っててネ。

 あとひとつは高浜原発運転差し止めのニュースです。とりあえず仮処分決定の要旨を読みましたが、近年まれに見る説得力でありました。が、推進派の反論も、プロなのでかなりの説得力です。ぼくにはどちらが正論なのかわからない。ハッキリしているのはただ一つだけ。高度に複雑化・専門化・多様化している今日、法律の専門性だけでものを判定するのは不可能です。裁判官も分野別に専門化する時期だろう。たとえば化学裁判官とか投資裁判官とか医療裁判官とか。でなければ妥当な判決は出来ない。

 なお、今週、18歳選挙の折、「主権者について考える」フォーラムがあったけど、中身はむしろ一般人に聴かせる話です。ぼくたち大人こそ、主権者としての自覚に責任感を欠いているから。あと外出といえば、選挙近しで、ある国会議員の報告会でありました。



3月14~20 ~順番を代えてよ~

 今週は総務建設や教育民政の常任委員会がズラリ。したがいメインは委員会の中身のチェックです。が、じつは気抜け。本来、常任委員会は町が議案を細かくチェックし、そこで課題を見つけ、本会議でそれを徹底的に審議します。ところが今回は本会議(総括質疑や代表質問)が先でした。で、委員会で今さら何を聞くのか。結局、常任委員会は、ただたんに説明を伺うに終止した感じです。順番をかえてよ、でありました。

 その他の外出は、ある国会議員の会食と囲碁大会くらいです。この機会に触れますが、ぼくは年に10数回ほど国会議員とサシで食事してます。かれらの多くは、フォーラムやシンポジウムで知り合った方、知り合った地方議員に紹介された方、あるいはぼくのブログなどを見て紹介された方なのです。とおぜんそのテーマは具体的な国の政策の課題です。党派は問いません。意見を伺うことも言うこともあります。それなり意義があります。

 が、たまにとても不愉快もあります。特に選挙が近い時なぞ。そうした会食は、たとえば「玉利さん、お子さんみんな難関高校の出なんですか」とか「お祖父は貴族院議員だったとか」の家族の話題に始まり、私事で終わります。気を配り、話題をあわすぼくもいけないが、政策の話は抜きに終わりです。

 これ、なんですか? 選挙って市民へのゴマすりか。いや、ゴマっぽいとそれを喜ぶとユミンが多いということなのか。あるいは家柄、学歴、家族を誇りたい町民が多いということか。そう、年1,2度、気分の悪い会食もあります。なお、囲碁は2連敗のあと3連勝。くそっ。

 あとニュースですが、野球賭博に大いに腹立つ。犯罪に有名と無名の差別なし。小さく扱えよ。一方、足柄市職員の給与カット。こちらは大きく扱って讃えよ。因みにわが町など、町民の平均の倍近くの給料をもらっておいて、さらにアップだぞ。くそ。なお、オバマのキューバ訪問は良いニュース。これで国民の自由度が増すのを願う。そのほうがみんな豊かになると思わせるチャンスにしてほしい。