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このページは愛川町議会議員玉利まさるのホームページです。
現在、最新(2015年7月から)の更新はこちらで行っております。
2015年6月までの記事は玉利まさる@愛川町の内視鏡(旧ページ)に残しますので、どちらもよろしくおねがいします。
                   編集子 K



2023年4月14日金曜日

●活動報告書 これでいいですか愛川町(紙面版1ページ目)

 ●地球の危機というけれど  ~原因は何~

統一地方選の年です。ということは秋に愛川も選挙だが、ふと3年間でふり返り、想う。いろいろ地球の危機が叫ばれたけど、原因の共通項は何なのか。ワースト3で考えたい。まずコロナです。政府は迷走し、対策に遅れたが原因は何か。これは簡単、あのトランプは自らも感染し、目が覚め、ワクチン開発に賭け、半年後、ファイザーなどが普及する。が、日本はその入手に苦労する。早い話、日本の政府は“本物の危機感”を欠いていた。つぎはウクライナ侵攻です。その懸念は30年前から、少なくとも、❜14年からあるが、国連は見て見ぬふり。関係者はうすうす国連の無力に気がついていたのだ。しかしその立て直しの機運はない。やはり危機感がないのか。そして、あと1つ、オイル高騰後の原発再利用の動きです。じつは、これはフクシマの事故の失敗の教訓を忘れたか、の問題ではない。あれだけ騒がれたのに、国に代替エネの準備ができてない。人は危機から学ばない。ではなぜ。それについては後ほどふれます。


●任期最後の3月議会   ~中吉だったが~

3月、町議には任期で最後の予算議会がありました。すこし諦めの人、何んとか成果をだしたい方など、それぞれだったかも。それなり背景がありました。秋には、6次総合計画に町議の出した提案への町の回答の方向が見えました。拒否もありました。区長会から議員定数削減の要望がありました。そして、議会改革検討委員会が3年間かなり時間をかけた議会のDXの要望が予算化されないとの噂その他です。そうした中で開かれた3月議会です。一般質問は9人、質問者は少なく、傍聴者はさらに少ないけど、頑張る人は頑張るです。総括質疑も同じで、チェックする方はしっかりしています。その中の収穫は議員定数減かも知れません。わが会派は、議長も熊坂議員もむろんぼくも削減派です。一時は区長会の提案を蹴る動きも強まったが、粘りにねばり、削減の議員提案ができ、実現できました。ただ区長会の外圧のおかげもあり減点は否めませんけど。その点、中吉だけどまあまあの3月でした。

●活動報告書 これでいいですか愛川町(紙面版2ページ目)

 ●独断 じつは、現実主義は現実的でない

よく耳にするのに「おまえ、現実を見つめろよ」があります。が、その当人が現実的でなかったりする。なぜそうなるか。そこで一面の「人は危機から学ばない」に戻ります。「核」の例で言います。ある人は「核を持たなければ核戦争はない」と言う。半分は真理です。けれど30年ほど前、核のない連邦の多くが、ロシアの奴隷国となりました。では、「核は戦争の抑止力となる」の現実論はどうか。むろんその抑止力は奴隷にする手段に使われたのです。ともに現実的でありません。平和は生まれないからです。その原因です。人は、臆病で、現実を都合よく解釈する生きものなのです。しかし、ぼくが気になるのは世界の大問題ではありません。町議に戻り3年半、ぼくは、地方自治体が、現実を見ないで、問題を曲げたり、先送りするのを沢山見ました。たとえば「愛川には鉄道がない」という現実です。町は、その現実を見ないで、バス路線の充実を考えたり、当てにならない多摩線延伸に期待したりです。それが、今回の「独断」所以です。そこで、6月の議会で「愛川町に鉄道を!」と訴えます。さて、どう答弁するでしょうか。


●相棒と僕の3月議会   ~ 有終の美を、と ~

8人の会派が、5人になり、3人になりました。熊坂町議は県議選に出るので、この活動報告が出るころは会派消滅です。その分最後の力をふり絞ったしだいです。その崇徳議員、一般質問と会派代表質問とで、日頃、町への要望で受けいれられてないことを中心に思いのたけを訴えました。さて、私め、一般は「ナラ枯れ」と「水道事業」を扱いました。どちらも町民に正確に認識されていないからです。とくに水道は大事業なのに採算性が低いからでありました。それから討論です。案は3人の知恵を結集しましたが、賛成討論と言いながら、町の事業への注文の多いものになりました。

なお、むかしは予算議会が終ると町の理事との懇親会もあったようだが、それはなし。議会が3年かけて要望した議会のDX化の事業への予算化が先送りされたことも響いた気もします。いずれにしろ、議員は提案とチェックの立場。懇親会なしは正解でしょう。


●活動報告書 これでいいですか愛川町(紙面版3ページ目)

 ●偏見 愛とぼくとの関係は…

前回、この活動報告で選挙などで愛を訴えることへの疑問を書きました。すると反論も。この機会にぼくの言葉使いの背景にふれます。むかし、虚弱児、貧乏人の子、低学力と呼ばれてました。その反動もあり、学習塾を経営してました。が、塾の力に限界があり、政治にも熱を入れ、密かに子ども愛と自負した。その頃、妻ががんになり、末期のある日に叫びます。「何が子供が大好きよ。野心ばっかでえ~!」かの女は仕事、子育て、障害者ボラの果てに亡くなる。愛は伝わらなかった、認められなかった、もしや無かった。ぼくは、愛してるからと妻を殴る方みたいに、だ。そして気づく。過剰な愛は人を麻痺させる。愛はトラウマになり、以降、封印したのです。代りに決意しました。人の言葉は人の数だけの背景を持つ。そこに気がつくのが政治の第一歩。そんな政治家になろうと。努めようと。 

人はそれぞれだからこそ話しあいましょう。そんな思いで前回の原稿を書いたのです。くどいけれどもう一度言います。ぼくは、むかし子どもの教育に熱心でした。その分、かなり成果もあげました。そのぼくに誰が文句を言えるでしょう。しかし、妻は気がついていたのです。そのせいで、傷ついている子もいるのよと。でも言えず、ストレスを溜めている子も少なくないと。で、かの女の我慢が爆発したのです。一人がてんの愛は厄介ですネ。


●任期、半年です。  ~ この際、ふり返る ~

町議活動の本気度のでる一般質問、報告に反省もこめてその3。(令和4年6月から)

⑪■成年年齢の引き下げ 消費者被害など心配されていたから

 ■ウクライナ難民支援 ウクライナ侵攻反対の議決の提案者の1人の責務として。 

⑫■誰れ一人取り残さない町 町長選挙のキャッチフレーズですが、LGBT、不登校児、障害者・高齢者移送などに課題。

⑬■インクルーシブ教育 新聞などにその狙いや意義を誤解した報道が多かった。

 ■空き家対策 制度が見直され、売ったり、貸しやすくなったりしたのを知らない人が多い。

(なお、国葬問題では、質問ではなく、町長へ直接、きちんと対応するように要望)


●活動報告書 これでいいですか愛川町(紙面版4ページ目)

 ミニ・ノート

●3月、訃報の中に伊藤雅俊さんがいて、思いだす。ぼくは、若い頃、フランチャイズの研修旅行の添乗をした。その時、ニューヨークで講演したのがかれ。イトーヨーカ堂の伊藤さん。シカゴのマック1号店での質問責めは藤田さん。こちらは銀座に日本のマック1号店を開いた。

●一頁です。書きだすと侍ジャパン活躍。さなか、岸田さんはポーランドへ。習近平はロシアへ。で、思う。岸田さんは台湾へ飛ぶべきだった。侍ジャパンとファンとがウクライナやトルコに寄付すればさらに良かった。

●3年前のコロナ関係。第一波騒ぎのとき、スーパーのマスクは中国製と発信。それで以来WHOに情報提供する研究所に情報収集の手伝いを頼まれる。が、町議会では不発。3月は平常どおりにと訴え、総スカン。どこも平常議会だったが。

●一面の後半。議会のDX化への予算がなく、激怒した町議がいました。「恥を知れ!」意味は「予算を修正させろ」です。その人は定数削減でも「しないの議決だから断われ」でありました。区長の傍聴の多かった最終日の結果は周知のとおり、賛否は別として、一貫してたのは、公明、わが会派、共産など。

●この様に、議会に世渡り上手は少なくない。風見鶏は多い。そしてかれは選挙も上手です。皆さん、せめてこの3月と6月と9月くらい、みんなの質問・質疑のテーマをチェックしてください。少しは参考になります。

●2面です。14項目もあり、書けないのが、質疑です。共通項は2つで、1つは「ムダを減らす」たとえば「教師の多忙」を念頭に事業の改善など訴えてます。もう一つは質の改善で、民生委員と障害者や困窮者などとのギャップが大きすぎ。相手の立場になるためのヒントを訴えてます。

●3面です。「愛」も民生委員のあり様に似てます。人はそれぞれすぎて理解しがたい、相手の立場になるには時間がかかる。「愛」は「密」と似てますが、むかし、愛の語の意味は「ひそかにしのび寄る」で、生涯かけて育むものでありました。「ラブ」は、神のみが使うもので、人間が多用し、世の中が乱れたとか。

●終りに私事ですが、選挙に出るかと訊かれ困ってます。年齢や体力の問題でありません。ぼくの役割は水戸黄門ですが、まだ2期目で果せてません。その前に、期待されているやらいなやら。