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このページは愛川町議会議員玉利まさるのホームページです。
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2015年6月までの記事は玉利まさる@愛川町の内視鏡(旧ページ)に残しますので、どちらもよろしくおねがいします。
                   編集子 K



2022年3月29日火曜日

●ウクライナ、そして3月議会など、2月中旬からのほぼ1か月の事

 ●ウクライナ ~侵攻されているけど~

2月24日以来、メディアが連日騒いているけど、日本人はあまり知らない。メディアのせいか、それとも私たちがミーハーすぎるからか、すな猫は知っているけど。そこで、今回はアラカルトにおさらい。

・ウクライナ① ~まずは中学生並みに~

国土は欧州で3番目に大きく、首都キエフ、冷涼な穀倉地帯にあり、小麦とひまわりで有名。国旗は青と黄の帯だが、人種がロシア人とウクライナ人とが半々だから、とか。実は嘘。多人種も少しいる。ソ連の崩壊で独立。ついでに加えると国旗はそれで生まれたが、ロシア人=青色の部分は大きくなかった。大きくしたのは、将来侵攻するための布石だったと思えてしまう。

・ウクライナ② ~侵攻の舞台裏~

ゼレンスキーの作った劇団「第95街区」が人気となり、やがて彼自身が主人公になる「国民の僕」が大ブレークし、人気が爆発し、現実にも彼が大統領になってしまったこと。そこでその「国民の僕」だが、主人公が汚職と戦うストーリー。かつてナチに苦しみ、スターリンに苦しみ、そしてプーチン下のロシア人に苦しめられたきたウクライナ人には楽しくてたまらない。反面、プーチンにはこの上なく苦々しいのです。現実にも大統領になられたりして。

・ゼレンスキー ~生い立ちなどは~

正式名は、ウラジーミル・アレクサンドロヴィッチ・ゼレンスキー。1978年1月生まれ、44歳。身長171cm。ユダヤ系ウクライナ人で出身地はウクライナ東部だが旧ソ連生まれ。宗教はウクライナ正教(つまりユダヤ教)。現・国立キエフ経済大卒だがその後は芸人。妻はオレーナ・ゼレンスカ。

・ウクライナ③ ~侵攻はどうなるの~

侵攻後、どっちが勝つかと訊かれるが、じつは「不明」が正解、というか戦争は不明だから起きます。言えるのは、すぐ勝つと思ったプーチンの誤算。ナチとスターリンとペレストロイカ以降をよく知るウクライナの士気は高い。NATOも習近平も勝敗が不明だから様子見。それが戦争です。だが、体験から2つ言えます。あの"プラハの春”の頃、ぼくはプラハに医師会の人たちと現地にいた。町の人達は「間もなく自分達はソ連から解放される」と華やいでいる。その夕方、2つの噂を耳にする。「ロシアの戦車がこっちに向かっている」「ウィーンへの道路が渋滞だ」。うん、危険か?それでぼく達もすぐウィーンへと向かった。翌朝、ぼく達がそのウィーンで見た新聞には泊まったホテルの前にあふれるロシア軍の戦車の写真であった。チェコ政府は無抵抗で、敗れた。発砲はなかった。戦争は避けられた。代償は、その後数10年のソ連の統制でした。ソ連撤退の意味です。あと一つ、ヴェトナム戦争の後半、縁故があり、ぼくはサイゴンのマジェスティックホテルに泊まった。遠くから大砲の音がしたけど、戦争が見えない。代わりに水上スキーを楽しむ人などを目にした。そこで、時に西の戦地へ出向いた。米軍の被害者はよく目にしたが、ヴェトコン(北ヴェトナム軍)の被害はほぼない。調べると、村人がヴェトコンに米軍の動きを知らせているようだった。これじゃアメリカは勝てない。しかし、日本でそんな報道を見たことがない。戦争の結末は"現地”にいないと見えにくい。

以上、の体験(?)からぼくがウクライナ侵攻について予測できることです。

①ロシア軍が勝っての侵攻停止は、即ウクライナを地獄化するでしょう。

②しかし、歴史的にその可能性は少ない。侵攻を長引かせての成功例はほぼないのです。

③そもそもロシア軍は引け目でぺっぴり腰で、ウクライナ軍は元気で、エールを送られている。

④但し、例外があります。プーチンの暗殺、ゼレンスキーの暗殺、NATOの裏切り、中国の裏切り・・。故に予測不能。

・ウクライナ④ ~いま日本のすること~

戦況が日々変化しています。世界も動いています。従い、すべきことも日々変わります。正解も時点時点で変わるので書けないけれど、その一端は後でふれます。

●核共有の是非 ~ふん、是も非もない~

ウクライナ侵攻のせいか、共有論(米国との核共同運用論)の声が大きい。一方、それへの反発か、若者は「核禁止」で対抗だ。その飛ばっちりで、どっちが正しいのかと訊かれ、困ってしまう。結論から言う。どっちも正しくないのです。バカもん!証拠がある。共有論にしろ、禁止論にろ、50年以上叫ばれているけど、世界には持つ国と持たない国とがあり、どっちかではないからだ。どっちの説得力もないからだ。そもそも世の中は複雑で、二者択一で解決できるものなど、ほぼないからです。そこで両者にもう気づいてほしい。そもそも今回なぜ共有論と禁止論とが再燃したか。冒頭にも書きました、「ウクライナ侵攻のせいか」と。仮に戦争がなければ、共有論も禁止論もへったくれも要りません。世界に戦争がなかれば核兵器は無用です。禁止と喚くことはない。共有を望むこともない。両論の前提が戦争なのだから。本当にあなたたちが語りあうべきは「どうすれば戦争がなくなるか」です。メディアも気がついてないけど。その戦争あるいは紛争、平和を目的に生まれた国連ができた数年後から、およそ70年も続いています。しかも悲しいことに国連は大きな戦争に対して程、無力です。なぜでしょう。あなたたちが語りあうべきはそこです。その「国連はなぜ無力か」です。この答えも単純ではありません。国家間にはやっかいな利害関係があり、単純ではありません。それでも国連に解決力をつけるヒントはあります。

国連、国際連合は設立時から制度に間違いがありました。戦勝国で創ったので、何かことがあったとき、自分たちが不利にならない組織です。色々ありますが、その最大がいわゆる"大国の拒否権”です。極端に言えば、それがある限り世界の平和はないのです。核禁止の大好きなあなた、核共有に熱いあなた、そのエネルギーを国連改革に向けてください。それこそ、敗戦国で被爆国の日本人の役割なのだから。

●3月議会は ~出だしは迷走でも~

・3月議会はふつう町長の施政方針に始まる。が、今年は町の最上位方針の第5期総計画の最終年です。ということは、この数か月で次の第6次計画ができるだろう。が、できてからそこへ議会の要望を入れてもらうのは難しい。そこで議会は要望案を作るべく検討会を立ち上げたが・・・、課題が多すぎて、いまも入口でモタモタ、さてどうなるの?迷走①かも。

・次が先のロシアのウクライナ侵攻です。24日始まったが、不安は数日で世界に広がる。わが町でも騒ぐ人がいて、何人かがぼくにも「愛川からもロシアへ抗議を!」の声。むろん会派として速行に動いた。3月1日、遅くとも10日には議会で「侵攻の中止」くらい議決できると信じたが・・。が、順調なのはそこまで。反対者がいたり、気のない人も出たり、代案が出されたりして。結局、ほぼ原案の方向で決着の見込みとなったのは数日前。政令市以外ではトップの「侵攻反対」の表明予定が、県内ラストクラスになりました。誰かさんへプリプリです。

・そして迷走の③です。3月3日は、6月の町長選を前に一般質問に応えて町長が出馬表明。そこにTVカメラが入る予定。だが、その取材の話は消えました。感染対策の為でした。

・さて、そんなでしたが、あとはまぁまぁ。ぼくが年なりに言い間違いをしたり、もたついたり、あるいは一般質問が少なかった(9件)以外は。なお陳情はなし。全員協議会はやはりワクチンの3回目接種日程報告中心。

・最後はぼく質問・質疑

一般質問の一項目は「ごみの減量化、資源化」。理由はごみといえばカーボンニュートラルとかレジ袋が騒がれているけど、それ以前に、まだまだできる減量化・資源化ができていないから。むろん成果のある先進地の事業の紹介に力を入れました。あと一項目は「外国人と共生」です。念頭に外国人のワクチン未接種問題がありました。真の国際化・共生化とは、一緒に食べたり、歌ったり踊ったりではなく、それぞれの生活や文化が見えることです。それが外国人の感染も減らします。そのためのヒントを並べました。

という訳で、今回はここまで、以上3月24日現在。ウクライナ侵攻から丸一か月ゼレンスキー大統領の国会演説の翌朝です。そのウクライナの支援についてぼくなりに検討中ですのでよろしく。

2022年3月28日月曜日

●ブログ更新。オミクロン、パラリンピック等。

 ●オミクロン① ~壮大なロスタイム~

この関係で町からの報告といえば、接種率とか、いつ接種できるかの話ばっかり。ふん、聞いてなんなのさ、数日後は町民も知ることだし。肝心の、なぜ町の感染者が減らないかの説明は抜き。壮大なムダ話です。

●オミクロン② ~減らない原因は~

減らない理由は多様だか、県内にかぎり、感染率の高止まり地区は主に3種類。まず、老人ホームや介護施設など。原因は”集団恐怖症”か。体操教室は中止だし、談笑の機会の激減。運動不足とストレス増加で年寄りはフレイル化。はよ、見直せ。次は、外国人とくに不法滞在者の多い地区など。原因は明解。かれらに接種の機会が少ない。ある医師の嘆きです。「電話を受け、アパートへ行くと、2人用のアパートに不法滞在者が7,8人。ギェーッ怖い。」その次が医療機関と保育園など。これは分かりやすい。前者は感染者が集まる場所だし、後者では外国人の子どもが多いところが少なくない。もう対策は見えたと思うけど、ふつう自治にそうした現状は見えていない、う~ん。

●パラリンピック ~参加こそ意義~

両脚や片手がなかったり、目が見えなかったりのスポーツ。こうなると、他人とではなく、自分との闘い。そう、メダルなんて二の次。そのなんと爽やかなことなのか。観ていると、日頃、なんでも他人のせいにする自分が恥ずかしい。まさに参加自体の意義が歴然。クーベルタンさんも喜んだかも、「オリンピック精神がまだ生きていたか」と。にしても、コロナやウクライナで、注目が減ったのがいかにも残念。