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このページは愛川町議会議員玉利まさるのホームページです。
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2015年6月までの記事は玉利まさる@愛川町の内視鏡(旧ページ)に残しますので、どちらもよろしくおねがいします。
                   編集子 K



2020年10月28日水曜日

●歯痒かったこの一年(活動報告書 Oct17 '20 1ページ目より)

●歯痒かったこの一年

 9月の決算議会が終った。前年度の事業の審査となるが、ぼくは去年はいないので分りにくい。いきおい「あゝ、昨年町会議員に復活だったっけ」となる。この一年が走馬灯みたいに頭を駆けめぐるのでした。
 まず選挙が楽でなかったこと、町民わけても弱者のために働くと誓ったこと、そのために会派に入ったこと、が、会派は多様です。町民より職員優先の町議もいたりして行動が空回りしたこと、自分にウソをついたら終りだ。正直に言う。成果は当初の半分それどころか10分の1以下の気がする。歯痒い。
 思えば行政は規制と前例で成りたつが、議会も同じ。そしてその規制・前例と言えば、菅さんが首相になり、いまその改革を訴えている。訴えるのに35年かかるのだ。たかが一年でグチってどうする。そう自分を叱る日々でありました。

●大きなチョンボと小さな喜び

 さて9月議会です。3月はコロナ騒ぎでしたが、馴れはすごい。コロナはもっと蔓延しているのに議会は通常。一般質問は13人だったし、総括質問どころか常任委員会などもいつになく熱心でした。町の答弁を訊くだけ質問が消えた気がします。あゝ、だのに、一般質問では、ぼくだけ一人で力んで一人でこけた感じですが、詳しくは次頁。
 質疑です。質疑とは町の事業の点検だ、の姿勢で多くの町議が取り組みました。渡辺代表の総括質疑など、陳情みたいに町への注文でいっぱい。しかも、議会最終日の常任委員会の調査などは、議会報告だけでなく、町長室へも提出される。かつてない熱の入れよう。
 一方、肝心の議会改革。進んではいるけど先送り事項も少なくありません。なぜでしょ。詳しくは次頁以下を読んでネ。

お知らせ

 10月10日おもに川北区の住民が集い、「半原地区の環境を守る会」を正式にたちあげました。例の韮尾根の巨大な盛土の造成を心配するもので、政治的に中立の団体です。
詳しくは 小島條太郎( 半原5695、TEL090-3228-2886 )ご協力を!

●一般質問 (活動報告書 Oct17 ’20 2ページ目より)

●一般質問  ~ コロナ禍こえて正常に ~

 コロナで3・6月は低調でしたが、その反動みたいに、13名が頑張りました。
 ---  以下項目  ---
 【 茅 】  半原ワサビ、和紙継承    【岸上】コロナウイルス防止策
 【渡辺】  教育行政(給食・エアコンなど)、危機管理体制
 【小林】  少人数学級とICT教育、非正規職員の待遇
 【井出】  コロナ禍の避難所、町の交通施策    【鈴木】コロナ防止策
 【玉利】  共に生きる社会、中学の数学
 【 佐藤 ( り ) 】  「 新しい生活様式」コロナ禍の学校対策
 【 佐藤( し) 】  コロナ禍の観光    【木下】愛川聖苑の今後
 【熊坂】  コロナ禍の社会福祉、愛川ブランド
 --- 以上(発言順・敬称略)

●ぼくの質問  ~ チョンボの胸のうち ~

 一般質問は2項目で、一つが「共に生きる」でありました。じつは15年以上とても重い精神障がい者の支援をしていて痛感するのは「誰も実態を知らないなあ」です。そこへコロナ禍です。知る人の全員が非正規労働者ですから無収入になりました。共に生きるどころでなく何とかしたい。そこでテーマにしました。けれど、行政は県の制度の手続き窓口で実態は見えにくい。ぼくの提案などたんに行政批判と響くでしょう。3ヶ月調査して質問書を書いたけど、やはり理解されない。結局、話が合わないまゝ質問に臨みました。質問では訴えていく中で、障がい者を思うと込みあげるものがあり、あとはグシャグシャ。
 なんという皮肉でしょう。10月4日、神奈川新聞は、外見では分らない障害者に対し医師は恣意的に障害の程度を低く判定し、年金などの支援を怠っている事実を報道しました。問題は多いが、これもぼくが議場で訴えたかった一つです。あゝ、なのに、なのに。
 ちなみに障がい者は、ふだんは薬で症状を抑えて暮らしてますが、かれらは副作用の怖さも知って生活します。薬がきれるとどれほど苦しいか。じつはボランティアも医師も見てません。それでは障がい者対策はありません。ぼくが訴えたのは障がい者の見える化策でした。それが、共に生きる社会への一歩と考えたからです。さて、ぼくは行政も説得しきれないで、何をどこまでやれたのだろうか。

●総括質疑 (活動報告書 Oct17 '20 3ページ目より)

●総括質疑  ~ 色々と誤解あるけど ~

 質疑は、分かりやすくするため、雑にいうと町の事業を評価することです。皆さんは傍聴しないけど、テーマは誰でもが知ることで、聴けば町議の質が見えるかも。中には答弁だけ聴いて、「はい、分りました」で済ますのも見えたりして。
 さて、その質疑、大きく4つほどあります。議場でするのが個人と代表の総括質疑。委員会室でやるのが付託議案の審査と事務調査箇所の事業評価です。そして、ここにも誤解があります。議場の質疑は重く、委員会の質疑は軽い、です。ぼくなど今回も委員会室で徹底的に云々して発言を止められそうな場面も。
 が、代表や熊坂町議は、質疑は中身や回数も自由なのを承知していて事なきでした。それどころか、今回、その委員会質疑が町長室へ提出されました。また教民では委員長も副委員長も質疑です。慣例打破でありました。

●議会改革  ~ ほんとにやれるの? ~

 今回の検討委員会のテーマは3つです。1つ目は例によりタブレット端末の導入、順調に他市の実態の研修まで進んでます。但し、葉山や寒川に断られて厚木で受けることに。
しかし研修の拒否は珍しい。理由が気になる。
 つぎが議員の定数・報酬・手当てなどの見直し。結論、どれも「現状維持」とか、理由は、町民に理解されない、その時期でない、議会改革の後の話でしょ、定数は議会の質の低下、タブレットの導入に金がかかるから、などなど。えっ、定数削減も改革ではないの。
 ぼく的には町議は町民感覚とズレてる。理解されないのは評価されてないのだし、時期は将来のため今だし、削減は、タブレット費をうかすし、質を高めるし…。
 つい「やる気なしなの」「御身大切か」と問いたかったが、グチでお茶をにごしたのです。多勢に無勢でしたから、和も大切だし。そんな具合ですから、3つ目のテーマは次回へ送りとなりました。民主々義もやっかいだけど、議員が議員を改革することは、さらにやっかいと言うことでしょうか。

●ミニ・ノート(活動報告書 Oct17 ’20 4ページ目より)

●わが会派は寄せ合い、考えはマチマチ、だから信念の貫徹と妥協の間をウロウロ。どうにも世渡り下手です。1面の前半の心境でした。だから価値があるのか、いや、ないのかも。

●2面の大チョンボは町を説得できなかったほかに、そのせいで2項目がヘロヘロの意味もあります。けど障がい者の重い症状は伝えた。ブログにもその部分は載せます。それで紹介した方への理解が深まるのが願いです。

●思えば、ぼくが一般質問に選ぶのは国や県の制度もれで行政が回らないものばかり。それを取りあげると、町は自分への批判と思いちがいするけんど。でなくて、一緒に国や県に訂正を訴えよう、とならなく、つらいです。

●ついでですが、今年から下水道の会計は民間式の会計になりました。その狙いは、下水道会計の実態は赤字で、やがて破綻すると知ってほしい、です。自治体は赤字を隠すけど必要なし、国のホンネは隠さなければ助成できるのに、とか。三浦市はツケで大巾値上げか。

●序のついで。町が国や県から受ける事業も決算期で、こちらは審議会審査です。ぼくはほぼ発言なし。たとえば県の助成を受けていれば、県はきびしくチェックするからです。但し、助成額が一律の事業は猛烈チェックです。

●戻って3面の総括質疑ですが、先ほど質疑が真剣になってきた様子にふれました。ぼくは10ン年、「たんに答弁を訊くだけ質疑はダメ」と叫び続けです。真剣さはぼくの影響かなと密かに自慢です。いや、勘ちがいかも。

●にしても思う。総括質疑は一般質問より大切という町議もいるがこれは言いすぎでしょう。質疑=チエック、質問=提案とすれば2つは車の車輪。どっちが大切かの話でありません。

●ところでコロナ禍中で、ぼくたちの政治活動も自粛です。アンケートに名を借りた個別訪問も不可です。そこで会派でしたのが、“ よろず相談所”開設。密を避けるべく、1人30分の町政相談です。大好評で10/22、11/19日もタウンカフェで。詳しくは渡辺へ!

●水源地の観光拠点化の刺激か、八菅河川敷周辺の行政区が集い、観行地化( ? ) にアイデア。町にも計画書提出とか。こちらはまぎれなく民間リード型と言えます。成功祈ります。町民意見の場もない水源地はどうなるの?