●ミニ・ノート ~ 戦いすんで日が暮れて ~
●今回は、いつもの町の議会報告でなく、1、2、3面、ことごとくウクライナ一色の異例です。それでも正しく伝えられた自信はない。だから書き終ると疲れがどっと。まさに戦いすんで日が暮れて、でありました。
●背景に膨大な中身をダイジェストする困難がつきまといました。以下、2、3その言い分けです。分かってもらえればありがたい。
●たとえば一面。ゼレンスキーの国連無能論に半行ふれました。かつて国連の事務総長の書いた「国際連合」を読み、腹をたて、ゼレンスキーに共鳴したから。でも国連の実態を知らない方には何も伝わるまい。
●2面、ウクライナ史です。「スキタイ人がキンメリア人を滅ぼす」に始まる前半の出だしの出典は歴史家、かのヘロドトスの記述。数10行のもの。後半の多くは元ウクライナ大使の本から転用。数10行を半行で、260頁を数10行に書くなんて所詮はムリです。やはり、きっと何も伝わらなかったか。
●とくに残念はソ連末期のウクライナ独立の記述です。拠りどころの1 /3はこの分野の第一人者グレンコ・アンドリー氏。書かれているのはロシアの膨大なウソの真実。その一つ一つの一部だけ紹介で無念。伝えられないよ、ネ。
●この機会にふれる。ブログで、プラハでの体験を契機にヴェトナムへ行ったと書きました。戦場へも行ってます。そこでよくよく見たのは、かなりの、むろん南側の住民がヴェトコン(北の兵士)に米兵の動きを知らせていた事実。アメリカは勝てっこない。でも新聞はアメリカの活躍ばかり報道でした。
●以来、やがて10数年かけてアジアの戦地を歩いてきたけど、中国や韓国以外、ほぼ日本を悪く言いません。たとえばインドネシアは独立記念日は「残留日本人のおかげ」と感謝です。メディアはそうしたことは伝えません。
●なぜか。敗戦を境に、メディアは連合国の歴史観のみ伝えるようになりました。日本人は平和を祈り、反省だけする国民です。これを変えたい。いまぼくがウクライナに熱い理由。
●ぼくたちは、報道でなく、事実を見ましょう。それを知れば、ウクライナは自由と平和を求め、専制主義と闘っていくのが見えます。祈るヒマなしです。歴史のために支援を!