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                   編集子 K



2015年9月10日木曜日

マイナンバーの是非



 総務建設常任委員会の「総務所管」審議の日です。ぼくは、条例について1件、ふつうの事業では5項目について質疑しました。

 なお、その条例ですが、項目名は「愛川町職員の再任用に関する条例の一部改正」です。たぶん、普通の町民には意味不明です。まさに行政的表現です。そして、たとえば「議会だより」は、その意味不明のままに、議会の採決の結果を載せます。これだと、議案はまさに「闇から闇に」になってしまう。ぼくはむろん問題のある条例は質疑しますが、問題がなくとも「意味不明」は訊きます。でないと町民は(差別用語で悪いけんど)つんぼ桟敷にさらされるからです。説明責任が果たせません。

 そこで、条例の中身です。手短に言うと、国の「共済年金」を「厚生年金」へ一元化するための法改正に伴う条例の一部改正です。少し立ち入ると、年金財政の逼迫と、国民の年金への不公平感を配慮したものです。ちなみにその年金の受給額ですが、平均20万円ほどで、国民年金に比べれば圧倒的な高額です。そのあたりの実態を明らかにしたい意味もあり、質疑したのでありました。

 条例といえば、この委員会に負託されたものにマイナンバー法(番号法)にともなう条例の一部改正もありました。ぼく的にはこちらをやりたいけど避けました。小林議員に「やりたい感」があふれていたから、同じことをすればスタンドプレイになってしまう。その代わり、採決前に、彼女を支えて、視点を変えた反対討論をしました。

 なお、条例といえば、その多くは法や県条例の改正に伴うものです。ぼくは原則的に反対しません。かえって行政を混乱させるからです。しかし、中には法や法の改正が地方の行政を混乱させるものがあります。制度設計の拙速のせいで、この頃、そうした傾向が増えてます。その場合。ぼくは、町民は無論、町の職員を思い、その意思表示に反対します。国の法による条例の改正だからといって、なんでも賛成とは限りません。



 委員会のあとは、新聞販売店を歩きまわったり、知人を訪ね歩いたり、長い一日でありました。