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このページは愛川町議会議員玉利まさるのホームページです。
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                   編集子 K



2015年9月10日木曜日

オマケ 総括質疑の本旨



 総括質疑は原則的に町からの議案についての質疑です。その議案は、条例その他もありますが、多くは予算関係です。そして予算には国や県からの助成を含みますが、その過半に税が使われます。ということは、総括質疑とは、税の使途のチェックとも言えます。

 いきおい、総括質疑の関心の中心は、支出のあり方です。問われるべきは、事業の正当性、目的、目的と予算額との整合性。対投資効果、成果なのです。が、現実の議会ではあまり云々されません。一番に、ムチャな事業があまりない、ということがあります。議案は上からの指示なので、担当職員をイジメても仕方ないの意見もあります。時に、町議が勉強不足で、役人の答弁を鵜呑みするせいもあります。そのせいか、ぼくの記憶に、議会が議案を否決したことはありません。一部の議員が一部の議案に反対することはあっても。しかも、質疑は「疑を質す」であって、「わからないことを聞く」であって、総括質疑の議会の場は、提案する場ではありません。



 そこで、ぼくはどうしているか。じつは、質疑前の打ち合わせに全力を挙げてます。そもそも予算の多くは、よく言えば継続事業、わるくいうと慣例か、マンネリで、根拠の薄いものもあります。事業の達成度目標はあいまいです。したがい事業の成果の検証も不明です。そこで、ぼくは打ち合わせでその点を十分にしつこく指摘し、改善や見直しを求めます。「議場では追及しなから」といって、「ここまでは見直してくれ」とか。そして、本番(議場)では、町民にも「どうやら課題があるらしい」と思える程度の質疑をし、要望を出したりして収めます、総括質疑とは、かく気の長い、メンドッチィ質疑です。