そこでLGBTに話を戻すけど、「日本は遅れているからG7までに法制化を」とは何だろう。もともとキリスト教やその姉妹のユダヤ教やイスラムの世界には男女しかいません。性的少数派(LGBT)は異端で、時に悪魔の存在でありました。かれらは、人権が意識されてからLGBTと気がつかれ、まだ数10年です。日本人は違う。2000年も前から性に大らかです。混浴さえ普通です。普通すぎて少数者もあまり意識せず、差別しません。その点、遅れているどころか、最先進国とも言えます。問題は、そのごく普通を改めて意識することです。そうなると男のぼくは女も理解できなくなります。まして性的少数者をや、です。そうした意味で法制化への慎重派は分かります。自分の要の人権を改めて考えて戸惑う男に、LGBTの権利の法制化は難しい。しかし人権が騒がれてる中、放置も事件を生むでしょう。そこでぼくは町の議会で訴えました。曰く、性的少数者でないぼくから見て、法制化に時間がかかると思います。しかしその間のトラブルも予測できます。町は、まず当事者の話を設けてください。と同時に、応急的には自称女性(自認女性)が女子トイレや女性用風呂に入らないようにしてください。反応は鈍かった。だが、その中身はいま国会の焦点になっています。理解法を理解すべきは議員自身だろう。