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このページは愛川町議会議員玉利まさるのホームページです。
現在、最新(2015年7月から)の更新はこちらで行っております。
2015年6月までの記事は玉利まさる@愛川町の内視鏡(旧ページ)に残しますので、どちらもよろしくおねがいします。
                   編集子 K



2020年4月6日月曜日

●幻の一般質問 ~川北区は安全か~

愛川の一般質問も中止だが、他人事でありません。ぼくの準備していた「津久井農場(埋立)造成」の問題も消えてしまった。
 その埋立は、中津川を挟み宮本区の反対側の山の裏の沢です。規模は宮本区の2/3ほどで高さは50mに及ぶ。場所は長竹区の志田峠沿いだが、何か起きたらどうなるだろう。
 ぼくも最初は相模原市内の事業だし、そもそも反対運動嫌いだし、気にもしないでいた。が、そのアセスメントの審議や公聴会(反対者の陳述)を傍聴していく中、青くなりました。結論だけ言うと、事業計画が怪しい。以前その隣接地で川昭(株)の盛土があり、その土砂が三増地区に被害を出してます。しかも今回の造成規模は川昭の盛土をはるかに上回ります。
 不安になり、勉強していく過程で埋立問題の専門家と出会い、調査をしていただきました。かれの結論ですが、「土砂が桜沢沿いに流出し、川北へ甚大な災害をもたらす」。

●環境影響評価は ~誤解されてます~

この機会にふれておきます。何か環境に悪そうな事業があると耳にする言葉に「環境アセスメント(影響評価)」があります。たとえば「アセスがあるからこの事業は安心」とか、「影響評価を受けたから大丈夫」とか、制度の意味への大きな誤解です。
 ある事業の環境への影響を評価するのは事業者自身であって第三者でありません。したがい、評価はふつう手前味噌になりやすい。
 たしかにその業者の評価を審議する人はいる。津久井農場の造成では15人の学者が審議しました。評価のここは適切でないとか再検査をとか。しかし審議に事業中止の選択肢はありません。見直しするもしないも業者の自由です。その結果、今回の場合は50項目の評価がなされ、中、
35項目に検討が求められ、審議終了となりました。審議は、業者が別の機関で認可を受けるためのアドバイスであってその終了は、全然お墨付きではないのです。