陳情には、時々、ひどく判断に苦しむものがある。今回のはその典型です。中身は「保険診療への消費税を0にする意見書を国にだしてほしい」です。
もし賛成するとどうなるか。たしかに生活困窮者の多くは救われる。それは良い。しかし国の軽減税率対象項目の不適切は、なにも診療費に限らない。そこだけ認めれば、ほかの不適切を適切としたことになる。かといって、反対も困る。この場合は、困窮者を踏みにじることになる。そこでこれを審議する委員会には「趣旨了承」つまり「気持ちは理解しているけど、賛成までは出来ない」という判断も残されている。
さて、委員会はその「趣旨了承」になったか。というわけで、議会事務局に結論を聞きに行きました。すると「反対」だったのです。うーん。これだと本会議での評決は「賛成」か「反対」かの二択となります。まさに「こまったこと」でありました。
あとは家に帰り、6月議会報告用のペーパー版の内視鏡を書き始めたり、夜は読書です。