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このページは愛川町議会議員玉利まさるのホームページです。
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                   編集子 K



2015年9月18日金曜日

あゝ、任期の終わりです。



 本会議の最終日です。議運(議会運営協議会)や全協(全員協議会)などあって、”本番”です。つまり議案の採決です。

 まあ、ふつうシャンシャンシャンと進行するのでありますが、今回は例外。出だし35~37号議案、番号法(いわゆるマイナンバー制)に関わる条例の制定であります。安保法案と同じに国民が心配しているものです。ぼくは、小林町議に続いて、反対討論をしました。かの女が論理を展開したので、こちらは情に訴えました。すでにその危険は様々に説明してきたことだし。なお、木下町議がナンバー制の利便性を訴えていましたが、その時ぼくは、買い物のたびにナンバーカードを提出する人、カードを紛失して戸惑う町民、まだ端末機がなく困っている商売人の顔をおもいうかべたりしました。が、結果は賛成多数で採択されました。想定内のことですが、ぼくの是々非々主義は変えられません。町民の代弁者ですから。あとの法案はシャンシャンシャンでした。決算議会ではそれが普通です。

 つづいて陳情関連です。まずは例の安保法案関連の2つの陳情の扱いであります。これまたすでにふれたとおり、「審議不要」の流れでしたが、小林町議の「異議あり!」発言で、表決することになりました。むろん結果は見えてます。かの女と井上町議とぼくだけが委員会の表決結果に反対。つまりは「継続」となるけど、そしてこの「継続」は、国会では法案が通るので、闇に消えることとなります。愛川町の議会は、これだけ重要な法案に、何の意思表示も示さなかったという事実だけを残すでしょう。恥じ入る限りです。もちろん「中止」を求める陳情の扱いも同じです。議会は賛成にしろ反対にしろ、意志を表明しないままでした。

 外国人の扶養控除制度の見直しについてはやや趣を異とします。実態の不明のまま採決としました。意志は表明したけれど、町民は実態を知らないままでしょう。そして”本会議”の最後は、過去の議会にも提出された、あの義務教育に関わる国の財源確保や35人以下学級の実施その他を求める陳情の表決です。これは”根回し”の成果か、採択となりました。といっても、その間、事態が変わったわけではありません。根回しの有無だけで、前回のときと表決の結果が変わるとは。なんか情けないです。

 まあ、そんなふうに本会議が終わり、そのあと全員のみ協議会やら議会だよりの委員会やらその他があって、一日のスケジュール終了。なお、その全員のみ協議会では、町からの報告として、三増の運動競技場の改修を国から求められていて、1億ン千万円かかる話があったり、任期の終わりなので町へ返納する資料や物品やロッカーその他の掃除の話やら。いよいよ「任期の最後」を実感です。そのためか競技場の話もとりあえずは「えっ、そんなに掛かる?」 町民の立場で受け止めました。

 そして、最後の最後が、町の理事たち(部長以上)と議員との懇親会です。そもそも懇親が苦手だし、選挙直前の酒席に気が引けます。シラフで望んだため、あるいは職員とは”適切な緊張関係”を意識して臨んだためか、ぼく的には盛り上がりを欠いたまま、お開きとなりました。



 昨日以上に長い、長い、ながーい一日でした。