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このページは愛川町議会議員玉利まさるのホームページです。
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2015年6月までの記事は玉利まさる@愛川町の内視鏡(旧ページ)に残しますので、どちらもよろしくおねがいします。
                   編集子 K



2023年5月24日水曜日

●「当事者」って誰ですか。

 ぼくは「LGBT」の方を「LGBT当事者」と書きます。そう言えば黒岩知事も障碍者を「障碍の当事者」と言います。こうして並べると気がつきます。かれらはともに少数者で、改めて考えると、じつは世間によく理解されていなかった方です。その表現法は「福祉は当事者の立場に立ったことに始まる」と訴えた本がベストセラーになってからです。ぼくは重要な本なので、人に奨めたことがあります。それほど普通の人が相手の立場に立つのは難しい。だからLGBT法案作成は至難です。当事者目線を訴える黒岩さんもまだ障碍者を理解していないと思う。しかし当事者はじつは少数者ではない。LGBT、障碍者、生活困窮者、黒人、被介護者、低学力者などなど合算すると世の3人に一人がその当事者なのです。でも、ある自治体の職員はぼくに言います、補聴器をつけろとか音量をあげろとか。補聴の機能のイロハも知りません。幸い、ありがたくも、ぼくはそうしたハンディのデパートです。自治体に一日難聴体験日、視覚障害の体験日、車椅子体験の日など作るのが、ぼくの役割かもしれません。共に生きる社会は、その努力の果てに実現するでしょう。