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このページは愛川町議会議員玉利まさるのホームページです。
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2015年6月までの記事は玉利まさる@愛川町の内視鏡(旧ページ)に残しますので、どちらもよろしくおねがいします。
                   編集子 K



2015年6月29日月曜日

大きなことはいいことか。

 今日は人口70ン万の政令市相模原の議会傍聴でありました。さて大きな町、先進市の議会は進んでいるか。前から知ってはいましたが、必ずしもそうではありません。まず傍聴を申し込むと、首からかける札を渡される。入ると、なかに衛視が。そして大勢の議員がズラリ……。ギクッ、いまや珍しい景色です。
 さて、中身です。一般質問者は、47人中の22市議。傍聴した議員の質問時間は、たまたまか短い。みんな持ち時間を残します。そして肝心のテーマですが、町の将来に関わる大テーマかといえばそうでもない。大方は、質疑と勘違いしそうになる。市の事業に関わる中テーマでありました。幸い、どこをの道路工事とか、”ただ訊けば済む”話題はなかったけれど。
 訊けば、一括方式か一問一答かは本人の自由は良いとして、質問時間は一人20分×会派の人数。きわめて古い議会です。その持ち時間数は、知る限り県下最少。これでは大テーマをじっくりやれません。いきおい中テーマになりやすい。訊くだけになりやすい。そして、それに慣れると、その持ち時間も余してしまうということでしょうか。ちょっと計算すると、質問者は市議の人数の4割強。発言時間も持ち時間の4割強、そして多選議員も4割強。この偶然の一致はなんでしょう。なかなか考えさせられるのでありました。
 となると、質問のたびに傍聴席から拍手が出るのも先進的だと思っていたけれど、これも遠い昔からの習慣なのかもしれません。
 ともあれ、このところ各地の議会を傍聴して実感してきました。議会改革とは、議員の質の改革であり、その改革とは質問時間の延長であり、延長とは定数削減であり、削減とは新旧の入れ替えなのかと。
 それなしに議会基本条例も通年議会制度もあまり役に立たない、と。
 あとひとつ、一般質問中に、議長が「残り2分です」とかいうところは0。番号で挙手したり指名するところもほぼ0。答弁に対し「簡潔に願います」というところはあったけど、というか、おおむね行政の答弁はどこも愛川町より簡潔でありました。